先代の同級生でもある
地元の有縁の方が
ありがたいことに
幢幡(どうばん)という仏具を
内陣にご奉納くださることとなり
その設置場所の打ち合わせで
業者さん(創作工房フジモ)が
おいで下さいました。
その際に
弘法大師ご一代記の彫刻欄間を
本堂仕様に制作するとすれば
どれほどの予算になるのかの
お見積りも
ご持参下さいました。
確認のため
申し述べておきますが
欄間制作についての予定は
全くの未定です。
将来的に欄間を制作したいとは
考えておりますが
取り掛かるか否かは
まだ決まっておりません。
特別祈祷札や不動護摩など
諸取り組みにおいて
欄間制作につながるものを
進めてはおりますが
欄間制作の具体的な計画は
検討に向けた情報収集の段階です。
本日参考資料として
いただいた見積りでは
楠材で彫刻欄間16枚を作るとすれば
税込みで設置代など諸々含めて
17,000,000円とのことでした。
この見積りの場合
支払いが契約時3分の1
出荷時3分の1
納品時3分の1でした。
あくまでも
現時点における諸条件下でのもので
これから先
価格が下がることは
当面ないようなお話です。
他業者さんの中には
4000万円弱程かかる所もあるので
それに比べると良心的なのですが
これには理由がありまして
おいで下さった業者の方の
奥様の実家が檀家さんでもあり
色々とご配慮くださっての
ものになります。
今後の検討にあたって
ひとつの基準になろうかと思います。
構図の打ち合わせと作成に1年
制作に1年程かかるそうなので
欄間制作を進めるとすれば
計画の検討期間も含めて
最低2〜3年はかかりそうです。
この場合のお支払いを
スケジューリングを確認すると
契約時に3分の1お支払いで
それから構図をねって(1年)
彫る作業に入って(1年)
となるので完成まで約2年を要し
それから2回目のお支払い(出荷時)
そして納品されて最後のお支払い
という感じです。
彫刻欄間については
まだお見積りをいただいていない
有縁の業者さんもいらっしゃるので
各業者さんの資料を参考にさせていただき
取り掛かるか否かの判断も含め
検討させていただければと思います。
これに加えて
本堂南側の4枚分の欄間スペースに
地元有縁の業者さんに
透かし欄間4枚を作るとすれば
どれほどかかるかのお見積りも
本日お届けいただいたのですが
①1,249,600円(「麻の葉」文様)
②932,800円(「二重菱」文様)
③699,600円(「菱」文様)
の3パターンをいただきました。
彫刻欄間16枚と
透かし欄間4枚を
すべて揃えるには
1800万前後程の
予算規模となることが
今回の見積りからは分かります。
あくまでの
ひとつのケースですが
貴重な参考資料だと思います。
以上
本日いただいた
お見積りについて
紹介させていただきました。
欄間制作について
そもそも取り掛かるかどうかも
まだ未定ではありますが
情報収集や準備は
折に触れて行っております。
もし
欄間制作に
取り掛かるのであれば
拙僧がこれまで10年以上
積み立ててきた基金を
制作費の一部として
あてていただきたいと
考えております。
10年以上前から
永代供養墓建立に向けて
積み立ててきたものがあるのですが
先般の本堂建替事業の一環として
すでに合葬墓が完成したので
現在は何かあった時に用立てるものとして
積立を継続してまいりました。
欄間の制作費全てを賄うには
及ばないのですが
制作するのであれば
お役立ていただきたいと
考えております。
備忘録もかねて
お彼岸の一日に
この先に関わることを
記させていただきました。