春彼岸も終わりました。
彼岸とは「向こうの岸」という意味で、“さとりの境地”を指す言葉です。
我々の歩みを“成就させること”とも言えるでしょう。
彼岸は仏道修行の一週間とされます。
彼岸はご供養の一週間とされます。
修行と供養は別のものではなく、一体のものです。
我々が歩みを進めること、精進に励む事が、そのままご供養にも重なるのです。
日本には様々な節目があります。
正月、節分、彼岸など、季節折々に実に多くの節目があります。
意味合いの異なる様々な節目に際し、私達は心機一転を図りつつ自身の歩みを進めることができます。
様々な節目を、自分を磨く機会と捉えながら歩みを進めたいものです。
様々な節目に通わされた「こころ」に触れることで自身の心を養い、生き方を豊かにしたいものです。
八戸では昨晩に雪が降りました。
早朝には雪化粧をまとった景色が広がっておりました。
彼岸の明ける本日、冷え込みはあるものの強い陽射しが降り注ぎ、降り積もった雪はあっという間に溶けました。
暑さ寒さも彼岸まで。
もうすぐ暖かな季節です。
歩みの先に「自身の花」を咲かせてまいりましょう。