本日より春彼岸です。
彼岸(ひがん)とは
「向こうの岸」
つまり「さとりの境地」や
「安らぎの境地」を意味します。
春彼岸は
春分の日とその前後3日を
含めた1週間です。
春彼岸は
「さとりの境地」へ到るべく
仏道で大切にすべきとされる
6つの徳目を
殊に大切にして
歩みを進める1週間です。
6つの徳目とは
布施(ふせ)
持戒(じかい)
忍辱(にんにく)
精進(しょうじん)
禅定(ぜんじょう)
智慧(ちえ)。
噛み砕くいていえば
思いやる
かえりみる
きちんと向き合う
今を大切に歩む
心静める
しっかり見つめる。
この6つの徳目を
六波羅蜜(ろくはらみつ)
といいます。
波羅蜜は
“さとりに到る方法”
といった意味です。
我々が励むことは
我々自身のためであるとともに
それ以上の意味があることを
六波羅蜜の教えは伝えております。