日はまたのぼる

彼岸(ひがん)は

中日(ちゅうにち)の

前後3日ずつをあわせた

1週間であり

励むべき期間とされます。

 

春彼岸中日、秋彼岸中日は

それぞれ春分の日、秋分の日が

あたるわけですが

この日には太陽が

真東からのぼり

真西へ沈みます。

 

西は極楽浄土(ごくらくじょうど)を

象徴する方角です。

 

沈みゆく太陽の方角に

命のあり方や

生死を超えた歩みのあり方への

思いが重ねられております。

 

本日西に沈んだ太陽は

翌日東よりのぼり

再び西へと沈みます。

 

当たり前といえば

当たり前ですが

この当たり前であることの中にこそ

深い意味があり

当たり前であること

そのものがそれ自体で

“雄弁”なのです。

 

またのぼる太陽に照らされる

1日を大切に過ごしたいと

常々痛切に感じております。

taiyou