ウイルスは大きな変化の契機を
もたらしました。
当山においても
諸事情が一気に重なっており
これからの3年間は
大きく変化するタイミングだと
捉えております。
「変化」と一言でいっても
根こそぎ変化するわけではなく
時代即応にすべき部分を
この機会にしっかりと
手直しするという意味合いが
強いものとしてイメージしています。
お寺の護持(ごじ)を任される僧侶には
「経営者」としての側面も求められます。
経営の経験もなく
経営学に触れたこともなかった
身であるにも関わらず
お寺の諸事を
担わざるをえなくなった当初は
言い知れぬ不安が
常につきまとっていました。
ご縁があって平成27年に
地域と宗派を超えて
全国から有志の僧侶が集まる
“お寺の経営”をテーマにした勉強会で
色々と学ばせて頂くことが出来ました。
そこでの学びや
そこでのご縁は
とても意義の大きなもので
現在でも交流が続いており
いつも良い刺激を頂いています。
常に学びと実践を重ねる。
これは真言宗における
修行のあり方でもありますが
経営学においても同じだそうです。
本年もまた
全国各地の方と
学ぶ機会を頂戴しました。
学ばせて頂いたことを
当山にしっかりと落とし込ませて頂き
諸事めまぐるしく変化する
時代にあっても
有縁の皆様に安心して頂けるような
お寺にしていきたいと思います。