絵本づくりについて毎日新聞で取りあげられました

本日のネットニュースで

現在進めている

絵本づくりクラウドファンディング

について取りあげられました。

 

記事はコチラ

 

この記事を読まれて

ご連絡下さった方が

数名いらっしゃいました。

 

県外の方で

ご協力をお申し出下さった方も

いらっしゃいまして

とてもありがたく感謝しております。

 

普賢院では

絵本づくりにご支援いただける方を

令和3年10月30日まで

募集しております。

 

当プロジェクトに

ご賛同いただける方

いらっしゃいましたら

ご協力の程

何卒よろしくお願いいたします。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

絵本づくりクラウドファンディング詳細はコチラ

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

うっかり

昨日はリモートで

研究所の所内会。

 

拙僧が所属している

現代教化研究所では

共通テーマのもと

各先生方がそれぞれに

原稿を執筆する

大きな企画が

現在進められています。

 

執筆テーマと計画書の

提出が昨日までだったということを

すっかり忘れており

提出期限を一週間

伸ばしていただきました。

 

既に執筆テーマは決まっており

夏には現地調査にも赴いておりまして

文献収集も大方終わっているのですが

法務(葬儀や法事)が

立て込んでいるうえ

住職就任関連の諸事があるため

なかなか集中して

取り組むが出来ないでおります。

 

慌てて取り組んでも

あまりよろしくないのは

重々承知しているので

目の前のことを

ひとつひとつ着実に

整理していきたいと思います。

 

話題を変えまして

先代住職の遺品整理を進めつつ

庫裏(くり、寺の者の住まいの意)

の大掃除をしています。

 

先代住職の

49日忌(10/26)までに

大掃除を終えられればとの

考えで秋彼岸明けより

進めてきましたが

予定より早く終えられそうです。

 

昨年は

旧本堂解体に伴い

拙僧にとって

“過去最大級の大掃除“が

行われましたが

その経験がどうやら

活かされているようで

今回の大掃除は

かなり順調です。

 

これで心置きなく

執筆の方に

力を注ぐことが出来そうです。

 

特別な令和3年10月

親しくさせていただいている

檀家さんから

柿をちょうだいしました。

 

この季節になると

毎年一箱お持ち下さり

いつもありがたく感じております。

 

拙僧は昔から

好きな食べ物を聞かれると

迷わず「桃・柿・スイカ」

と答えております。

 

本日より10月です。

 

秋が深まっていく景観は

美しさが感じられるとともに

どこか哀愁も感じられ

心の琴線に

触れるように思います。

 

令和3年10月は

拙僧泰峻の人生にとって

特別な月となります。

 

後日改めて

報告させていただきますが

拙僧泰峻は

宗派よりの辞令で

今月より正式に

寳照山普賢院第65世住職となります。

 

一層精進に励ませていただき

普賢院住職として

精一杯勤めさせていただきます。

 

住職として

様々な抱負がありますが

まずは現在進められている

本堂建替事業を

しっかりと成し遂げることに

注力いたします。

 

本堂建替は

単に建物を建て替えるという

意味あいのみならず

仏道としても

深い深い意味がある

尊い浄行です。

 

また

新本堂完成は

先代住職の“悲願”

でもありました。

 

当山有縁の皆様の

絶大なるご協力のもと

本堂建替事業は

最終局面を迎えております。

 

有縁の皆様とともに

最後まで心を尽くして

取り組ませていただきます。

 

ありがたさを感じた秋の一日

最近のルーティーンは

朝4時少し前に起きて

まず最初に

作務(最近は大掃除してます)に

励んでいます。

 

この時季の朝は

とても過ごしやすいので

作務がとてもはかどります。

 

そうこうしていると

真っ赤な朝日が昇ってきます。

 

ある程度まで高くなると

赤みがなくなっていくのですが

低い位置にあるときの

太陽の真っ赤さを見ると

気持ちが引き締まって

その日一日を

きちんと過ごそうという

気持ちになります。

 

秋彼岸を終えてから

当山では

大掛かりに大掃除を

しております。

 

新体制の本格的稼働に向け

頑張っております。

 

頑張った甲斐があり

とてもスッキリとしてきました。

 

掃除をしている最中に来客があり

玄関へ出向いてみると

そこには何と

福島県相馬市にある

古刹の摂取院(せっしゅいん)

ご住職・鈴木弘隆僧正と

副住職・鈴木俊隆師のお二人が。

 

ありがたいことに

福島の相馬から八戸まで

泰永僧正の

お参りに来て下さいました。

 

摂取院さんは

拙僧義母の実家の菩提寺であり

以前から親しくさせて

いただいている御寺院様です。

 

以前

義母の父が逝去した際

お二人と葬儀のお勤めを

ご一緒させていただいた

ことがあるのですが

とても丁寧な次第とお作法で

お勤めされていらっしゃったのが

印象的でした。

 

今回のお参りでも

泰永僧正に

ご丁寧なお勤めをいただき

大変ありがたかったですし

とても嬉しく思いました。

 

そんな素敵な

秋の一日でした。

 

双極性障害(躁うつ病)と向き合う㉔〜終話〜

先日遷化した

当山第64世・泰永僧正は

長く双極性障害(躁うつ病)

を患っていました。

 

本年7月後半頃より

躁(そう)状態になり

月に1度の通院が

週に1度の通院となり

治療しておりました。

 

双極性障害は

認知度が低い脳疾患です。

 

特に躁状態は

誤解を招きやすい状態で

患者本人の

社会的信用を失いやすく

家庭崩壊を招きやすいとされます。

 

そのため当ブログでは

泰永僧正が躁状態になった際

健康状態をお伝えすべく

「双極性障害(躁うつ病)と向き合う」

というカテゴリーを設け

記事を投稿してまいりました。

 

双極性障害について

述べさせていただくのは

今回が最後となります。

 

双極性障害は

躁(そう)状態と

うつ状態を繰り返す

脳疾患です。

 

双極性障害の治療は

その2つの状態の差を

なるべく小さくする

ことを目標とします。

 

躁とうつの状態差が

大きければ大きいほど

患者本人への

身心への負担が

大きくなります。

 

実は8月に入ってから

医師より入院を

勧められておりました。

 

しかし

泰永僧正の希望もあり

入院はしませんでした。

 

ですが

なかなか躁がおさまらず

身体にかなり負担が

かかっている様子だったので

次回に通院する際は

入院してもらう方向で

家族は考えておりました。

 

そう考えている矢先の

9/8早朝に

泰永僧正は遷化しました。

 

亡くなった当日は

早朝に青森市へ行く予定があり

準備のため入浴していました。

 

頭を剃髪し

身体も洗って

お湯をいっぱいはった浴槽で

ラジオを聴きながら

ゆっくり過ごしていた中で

最期の時が訪れたようです。

 

たまたま

その日の朝焼けを

拙僧は撮影していたのですが

泰永僧正の足音と

「風呂」という声が入っていました。

 

その動画は

午前4時53分に撮影と

記録されています。

 

浴室で亡くなっているのを

発見したのが

午前5時半頃になるので

動画に入っている音は

まさに亡くなる直前のものです。

 

懸命の蘇生措置も及ばず

市民病院にて死亡確認が

午前7時12分になされました。

 

拙僧としては

双極性障害と向き合い

泰永僧正には穏やかに

長生きして欲しいと

思っていました。

 

これまでのことを

振り返ってみると

泰永僧正は拙僧とは

少し違う感覚で

生活していたのかもしれません。

 

どういうことかというと

長生きすることより

その時々を精一杯生ききる

ことに重点を置いていた

のではないかと思うのです。

 

泰永僧正は

自身の脳疾患について

きちんと把握していましたし

通院も服薬も

欠かすことはありませんでした。

 

躁状態になると

衝動的で過度に多動的

あるいは多弁的になるのですが

泰永僧正の言動は

全てにおいて僧侶としての

行いに関わるものでした。

 

お寺のため

ご縁のある方のため

次の世代の者のため

ここ1ヶ月間は

常に全力疾走していました。

 

今年のお盆あたりから

泰永僧正は何度か

転んでいます。

 

そのうち1回は

自分でもどうして転んだのか

覚えておらず

気がついたら

通りがかりの有縁の方に

助けられていたという

ことがありました。

 

お盆頃というと

睡眠を取らずに

ひたすら動いていた時期

でもあります。

 

恐らくですが

転んだのではなく

倒れたのではないかと

今は推測しています。

 

8月に入り

毎週1度の通院となり

躁状態を少しでも早く

しずめるために

薬の処方が変わりました。

 

最後の2〜3週間は

朝はろれつが

回っていなかったり

フラフラしと歩いている

ような感じでした。

 

眠剤の影響もあるのですが

それだけでは

なかった様に思います。

 

躁状態が続いて

体力が無くなることは

我々家族は想定していたのですが

まさか

力尽きてしまい

最期を迎えるとは

考えていませんでした。

 

当山では

来年3月に新本堂の上棟式

来年10月に完成する新本堂の

落慶式が後々に控えており

その時季に泰永僧正が

双極性障害の

躁状態でもうつ状態でもない

安定期である寛解期に

あたるようにすべく

泰永僧正含め家族で

疾患と向き合っておりましたが

拙僧が考えていた以上に

躁状態というのは

恐ろしいものだったと痛感します。

 

そのような思いがある一方

躁状態で最期を迎えられたことは

良かったとも感じています。

 

ご存じの方も多いかと思いますが

躁状態の対極にある

うつ状態も大変難しい状態です。

 

うつ状態がひどい時は

動くことすら出来なくなります。

 

しかも

躁状態に比べ

うつ状態は圧倒的に

長期間に渡る傾向があります。

 

そのような状態を

重々知っているだけに

過度ではあるものの

活発に動ける時に

最期を迎えられたのは

良かったと感じています。

 

躁状態の時は

角が立ってしまう言動が

病状としてどうしても

引き起こされてしまいますが

誠実で真面目で心優しく

素直であった泰永僧正ゆえ

いかに激しい言動が

見られたとしても

根本は変わらず

最後の最後まで

僧侶として歩み切ったと

拙僧は捉えております。

 

躁を活かして

うつ状態の時には

出来なかったことを

必死にやろうとしていました。

 

亡くなった日は

早朝に青森市へ出発し

親戚のお宅の仏壇で

お勤めをする予定でした。

 

お参りするための

持ち物や着る物も

バッチリ準備をしたうえで

入浴をしていたようです。

 

僧侶としての歩みを貫いた

「大和尚」だったと思います。

 

 

 

双極性障害と

向き合ってきたことは

とても大きな経験だったと

感じています。

 

これまで何度も

お伝えしてきましたが

双極性障害で

一番苦労しているのは

患者本人です。

 

これは

間違いありません。

 

患者本人への

心身の負担は

想像を絶するものが

あると思います。

 

心身への負担は

命に大いに関わることを

泰永僧正の一件で確信しました。

 

同居する家族への負担も

かなり大きいものがありましたが

患者本人への負担は

それとは比べ物に

ならないと言えるでしょう。

 

双極性障害について

公表して

特に躁状態の時には

周知に努めるようにして以降

専門的なアドバイスを

多数お寄せいただいたり

お励ましのメッセージも

多数頂戴しました。

 

そのような

温かなお心は

泰永僧正を支えるにあたり

大きな力となりました。

 

心より感謝いたします。

 

 

 

双極性障害(躁うつ病)と向き合う

 

それは

拙僧にとっては

父と向き合うことであり

自身と向き合うことでした。

 

 

▼亡くなる2日前に

絵本づくりに

協賛してくれました

副反応

25日にワクチン接種を終えてから

どうも体調が優れません。

 

ワクチン接種翌日の26日は

午前中に法事が2件

午後は葬儀があったのですが

午後から体調に

異変を感じています。

 

寒気とまではいきませんが

軽く悪寒を感じます。

 

熱はありません。

 

それと

眠気があるように思います。

 

これは倦怠感というものでしょうか。

 

風邪を引く直前のような

状態に近い感じで

とにかく

スッキリしない体調です。

 

今日も1日

スッキリしない体調で

あれこれしていたのですが

時折ボーッとしてしまいました。

 

1回目でこの状況なので

2回目の後の体調が

心配になってきました。

 

とにかく今は

なるべく休むよう

心がけようと思います。

 

絵本づくりクラファンの進捗状況〜9/26時点〜

当山では現在

十和田湖龍神伝説の絵本を

作るために

クラウドファンディングを

実施しており

支援者を募集しております。

 

▼詳しくはコチラ

絵本づくりクラウドファンディング詳細

 

秋彼岸に

当山にお参り下さった

檀信徒の方にお渡しする冊子にも

寺報とともに

絵本づくりのパンフレットを

挟ませていただき

ご案内させていただきました。

 

秋彼岸が終わり

まだ日が浅いのですが

チラホラとご賛同下さる方が

おいで下さり

大変ありがたく感じています。

 

支援者募集は

10月30日までとしています。

 

現時点で支援額が

目標額の約40%程で

順調にプロジェクトが

進んでいるといえます。

 

多くの方と

ご一緒させていただき

当プロジェクトを

成し遂げたいと思いますので

ご賛同いただける方

いらっしゃいましたら

ご支援の程

何卒よろしくお願いいたします。

 

当山第64世・泰永僧正の密葬の動画をアップしました

9/14に執り行われた

泰永僧正(行年72)の密葬の

動画をYouTubeチャンネルに

アップしました。

 

業者さんにも

一連の儀式の撮影を

お願いしているのですが

仕上がりには

もう少し時間が

かかると思うので

取り急ぎ手持ちの機材で

撮影したものを素材に

編集しました。

 

最近の当地での葬儀は

一般会葬者は定められた

会葬時間内にお焼香していただき

お帰りいただいて

その後

遺族親族の皆様が参列して

儀式が執り行われる

という形式となっています。

 

泰永僧正の密葬の際も

予定していた会葬時間より

大分早い時間から

多くの方にご会葬いただき

お焼香いただきました。

 

密葬等の儀式は

遺族親族に加え当山の総代さん方と

参列いたしました。

 

31年にわたり

当山住職を担った

泰永僧正の儀式は

有縁の諸寺院方により

厳かにお勤めいただきました。

 

動画を通じて

少しでもお偲びいただければ

幸いです。

 

写経カフェとワクチン接種

本日は写経カフェが行われました。

 

本年は

告知は行わず

いつもご参加下さっている

皆様に主にご一緒いただいています。

 

親しい皆様に

ご参加いただき

とても和やかな

ひとときとなりました。

 

本日の写経カフェが

終わろうとしていた

タイミングで

お寺の留守の者より

一枚のメモが届き

それを見てみると

新型コロナウイルスの

ワクチン接種に

キャンセルが出たので

午後1時までに

病院に来るようにと

記されていました。

 

実は

昨日ワクチン接種の

キャンセル待ちを

お願いしていたのです。

 

本日午後は

法事の予定がなかったので

写経カフェを終えて

すぐにご連絡いただいた

病院へ向かい

ワクチン接種をしていただきました。

 

2回目の接種は

10/16(土)に決まり

内心ホッとしております。

 

1回目の接種を終え

副反応はないようです。

 

そもそも

泰永僧正急逝に伴うバタバタで

体中がバッキバキなので

副反応が目立っていない

だけなのかもしれませんが。

 

2回目の接種後の副反応が

重い方が多いと聞くので

体調が悪くなることを想定して

10/16午後から約1週間は

葬儀を例外として

予定を入れないように

調整したいと思います。

 

早朝の虹

まだ暗いうちに

朝のお勤めを終え

秋彼岸中日の後片付けをして

外に出てみると

大きな虹がくっきりと。

 

とてもきれいな光景は

心を清めてくれるように思います。

 

この虹を目にした方は

それぞれがそれぞれに

色々な思いを

重ねたのではないでしょうか。

 

瑞祥(縁起のよい光景)としての虹や

“天国への階段”としての虹などなど。

 

拙僧もまた

いくつかの意味あいを重ねて

美しい虹を

しばらく眺めたのでした。