不動明王の脇侍(わきじ)である
矜羯羅童子(こんがらどうじ)
制多迦童子(せいたかどうじ)
という童子像を
弘前にお住まいの
仏師・小堀寛治さんに
作仏して頂きました。
小堀さんが手がけられる御像は
とても柔らかで優しい雰囲気を
まとわれています。
今回仕上げて頂いたお仏像もまた
仏師さんのお人柄の如く
慈悲に溢れるような
お姿をされていらっしゃいます。
当山は文化7年(1810)に
本堂が火災に見舞われており
その際に二童子像が焼失したと見られます。
謹んでお祀りさせて頂きましたが
200年以上の時を超え
久しぶりに脇侍を従えた不動明王像が
一層神々しく感じられます。