明王の存在感

普賢院の本尊は愛染明王という

とても深秘な尊格です。

 

かつて

愛染明王を本尊として祀るには

様々な条件が必要だったため

本尊として祀られる寺院は

多くはありませんし

少なくとも八戸近隣では

普賢院だけです。

 

昨年春にご縁あって観音堂お迎えして

修繕させていただいた

不動明王という尊格は

信仰の歴史が古い仏さまで

宗派を超えて

民間信仰に至るまで

篤く祈られてまいりました。

 

如来、菩薩、天など

尊格には様々なお姿がありますが

明王のお姿は特に威風と貫禄が感じられます。

 

本堂と会館と位牌堂には

多くの仏像が祀られ

どの尊格も尊いお姿で深みがありますが

現在の普賢院において

明王の存在感が際立っています。

 

それぞれのお姿に託された

み教えがある

ということは言うまでもありませんが

威風ある明王に託されたお諭しは

現代において一段と響きあるものとして

捉えることが出来るのではないかと

最近感じています。

 

そのようなことを思いつつ

節分である本日は

各所でお勤めさせていただきました。