初校の校正に思う

昨年11月に行った

遠野・花巻での研究調査を

踏まえて執筆した論文を

本年5月に提出しました。

 

この論文は

『教学大会紀要』という論文集に

掲載されるものです。

 

その初校ゲラが

出版社から届いたのですが

出版社の編集者の方々のお仕事は

ものすごく緻密で根気のいるものだと

感じさせられます。

 

本年初夏に刊行された

『冥府考』という書籍に寄稿した

原稿の校正時にも感じたのですが

論稿の隅々にいたるまで

丁寧にチェックしていただき

初校・二校・念校と校正が重ねられます。

 

今回校正に臨んでいる論文は

遠野・花巻に見られた供養習俗を

テーマにしたものです。

 

昨年11月に現地調査を行って

翌月に先代住職本葬・現住職晋山式

そして本堂落慶式があり

さらに年末年始をはさみ

新年の諸行事があり

春彼岸がありという感じで

かなり目まぐるしい状況のなか

何とか5月末に仕上げたものなので

ある意味思い出深い論文です。

 

たまたま色々な事情が

同時に重なったため

短期間に3本の論文を

執筆しなければならなくなり

途中何度も諦めかけました。

 

よく乗り越えられたものだと

我ながらに感じながら

初校の校正に取り組んでいます。

 

機会があれば

これまで論文で取り上げてきた

テーマについてご紹介出来ればと思います。