今後の方針を探りながら

秋彼岸に刊行する『おてら通信』第44号を

ようやく書き上げて入稿しました。

 

秋彼岸号はその年の季刊ラストなので

年末年始のことにも言及します。

 

今後の予定や

年末年始の行事のご案内も掲載するのですが

今回の『おてら通信』には

将来的な方針に関わる内容にも

触れさせていただきました。

 

具体的には運営費・斎米料についてです。

 

当山では

檀家の皆さまに年間4,000円を

納めていただいております。

 

そのうち3,000円を運営費

1,000円を斎米料として

お預かりしております。

 

運営費は役員さんが管理する

一般会計に納められ

そこから建物の保険料や

本堂・会館の水道光熱費

本山冥加料や仏教会会費などを

拠出していただいています。

 

本堂建替に伴い

本堂の査定が大きく変わり

火災保険の金額が

以前よりも約70万増額となり

令和4年度の一般会計の収支が

大幅な支出超過となりました。

 

金額にすれば140万弱の

支出超過という現状です。

 

繰越金や

本堂解体時の保険解約金もあるため

一般会計にはまだ余力があるのですが

このままですと

5年程で底をついてしまいます。

 

こういった現状を鑑みてという

理由だけではなく

人口減少や今後のランニングコストを想定した

運営スタイルの模索が必要であると

考えております。

 

これまでの

一般会計の決算報告を

振り返ってみると

本堂や会館の使用料を除いた

運営費のみに注目して収支をはじきだすと

常にマイナスの状態でした。

 

そのマイナス部分を

本堂・客殿の使用料で補填するという形で

これまでは運営がなされております。

 

この形ですと

積立金を拠出することも難しく

将来想定される各所修繕や修理に

十分に対応出来ないと思われます。

 

その年その年の運営費収入で

毎年ほぼ固定の支出項目に対応出来て

本堂や会館の使用料は

修繕などを想定した積立金に

あてられる形が良いように感じています。

 

総代会や役員会で

もんでいただく案件ですが

将来のことを見据えた良い形に

落ち着けられるようにしたいと思います。