当山が所属する
真言宗豊山派(ぶざんは)では
両祖大師(りょうそだいし)として
弘法大師(こうぼうだいし)
空海(くうかい)上人と
興教大師(こうぎょうだいし)
覚鑁(かくばん)上人の
お二方をお祀りします。
12/12は
興教大師のご命日です。
論議(ろんぎ)という形式の
法要があります。
これは普段のご法事などで
目にされるものとは
全く異なるもので
出題された論題について
問答を行うというものです。
現在では次第が定められており
それにのっとって
儀式が進められますが
かつては当日に論題が出され
それについて問答を行う
まさに「試験」でも
あったそうです。
興教大師の遺徳を偲び
「冬の報恩講(ほうおんこう)」
という論議を含む法要が行われます。
それにしても
平成29年12月12日の
八戸はとても寒く
冬らしい1日となりました。
目がさめる様な
いてつく寒さを
更なる精進を見守らんとする
興教大師の慈悲なのだろうと
感じながら
1日を過ごさせて頂きましが。