7月末より8月上旬にかけ
青森では多くのお祭りが
開催されます。
八戸では三社大祭
青森ではねぶた
弘前ではねぷた
五所川原では立佞武多。
全てがこの時季
というわけではありませんが
これら同様の山車祭りは
青森県内各地に沢山あり
季節の風物詩として
大切にされています。
今年の青森ねぶたでは
十和田湖南祖坊(なんそのぼう)伝説の
山車があったそうです。
南祖坊は
当山第2世の月法律師(がっぽうりっし)の
弟子となり学ばれ
全国の霊山霊跡を巡った果てに
十和田湖に結縁入定され
青龍大権現(せいりゅうだいごんげん)
という十和田湖の龍神になった
とされる僧侶です。
調べてみると
青森ねぶたでは以前にも幾度か
南祖坊が山車の題材として
採り上げられています。
八戸三社大祭でも
南祖坊はちょくちょく
題材として採用されています。
南祖坊伝説が
今もなお郷土に根付き
生き続けていることは
とても尊いことだと思います。
夏祭りの終わりは
「夏の終り」に近い感覚が
あるように思います。
暦の上でも立秋を迎え
当地ではお盆を迎えます。
一年に一度
ご先祖様が帰郷するとされるお盆。
一年に一度のお帰りを
“気持ちよく”お過ごし頂けるよう
“おもてなし”することが
お盆のご供養とされます。
お供えをすること
お参りをすることなど
お盆の“おもてなし”には
様々ありますが
「お盆のお経をあげること」も
尊い“おもてなし”とされます。
当山では毎年
新盆のお宅と
一部お盆のお参りを
ご希望されるお宅に
伺わせて頂いております。
お盆のお経参りのことを
棚経(たなぎょう)といいます。
“里帰り”された有縁の皆様に
謹んで向き合わせて頂きたいと思います。