普賢院に祀られる
七崎観音(ならさきかんのん)の
ご開帳が近づいてまいりました。
本年は2月17日となります。
ご開帳された観音様のご宝前で
午後8時から法要が
執り行われます。
詳細は下記リンクを
ご参照下さい▼
当山では
文化8年(1811)以来の
本堂建替を行っており
それに伴い
仏像仏具等の再整理・調査も
行ないました。
そのおかげで
判明したことや確認されたことなどが
沢山ありました。
七崎観音についても
色々と浮かび上がったことがあります。
以前もお伝えしたように
現在普賢院には
「2体の七崎観音」が
祀られています。
区別するために拙僧泰峻は
現 七崎観音(げんならさきかんのん)
本 七崎観音(もとならさきかんのん)
と呼び分けております。
昭和51年に
旧本堂の大改修が
行われるまでは
本七崎観音は大きな春日型厨子に
納められていました。
また
現七崎観音と本七崎観音は
並列(横並び)に
安置されていたそうです。
本七崎観音の厨子は
かなり傷みが激しかったようで
かなり前に処分されています。
本七崎観音像は
蓮弁に激しい鼠害が見られました。
また
本七崎観音が奉納された際の
観音堂並末社十二宮再興棟札も
古い鼠害が見られるため
恐らく観音像の後ろに
棟札が祀られていたと思われます。
そういったことを
図像資料にしてみたので
ご覧いただいて
七崎観音とのご縁を
深めていただけると幸いです。