堂塔を建立する際
棟札(むなふだ)をしたためる
慣習があります。
当山では
江戸期以来の棟札や木札が
多く所蔵されており
そのいずれもが
当時の住職方が手掛けております。
今回の本堂建設にあたっても
棟札をしたためております。
書式は
当山所蔵の棟札のものを
踏襲したうえで
拙僧泰峻がこれまでに
指南いただいたことを
落とし込ませていただきました。
本日
棟札は本堂内陣の屋根裏に設けられた
奉納所に納められました。
上棟式に奉読された
祝詞(のりと)と表白(ひょうびゃく)も
同所に納められました。
これらのものが
次に日の目を見るのは
何代も先のこととなります。
未来に思いを託したような
心持ちでおります。
棟札を納める様子を
お伝えする動画を用意したので
ご覧いただければと思います。