人に歴史あり。
全ての方に
それぞれの足跡があります。
先日、行年93歳にて
大往生を遂げられた方が
地元にいらっしゃいます。
その方は
大戦の最終局面にあたり
シベリアに抑留された
経験をお持ちでした。
大戦の最終局面に際し
シベリアの地にて
多くの日本人が抑留されました。
シベリア抑留で
推定30万人もの方が亡くなられたとも
伝えられます。
その方の葬儀の日は
とても寒い風雪の1日でした。
身に染みる程冷たい風は
未来を歩む我々に対する
故人様からの激励のように感じました。
シベリアの極寒に比べれば
“かわいいもの”です。
寒い風雪の中に
故人様の温かな御心を
感じさせて頂いたように思います。
人に歴史あり。
有縁の方々の足跡に
触れさせて頂きながら
多くのことを教えて頂き
気付かせて頂いております。