座敷わらし伝説が伝わる
岩手県二戸市金田一。
調べ物がありまして
二戸方面に赴いた際に
緑風荘(りょくふうそう)に
立ち寄らせて頂きました。
緑風荘の資料によると
座敷わらし亀麿(かめまろ)は
6才位の姿をしており
目撃したり不思議な体験をした人は
大変な幸福に
恵まれると伝えられるそうです。
緑風荘には稲荷神社と亀麿神社が
敷地内に鎮座します。
亀麿は南北朝時代
南朝 後醍醐天皇に仕えていた
藤原(万里小路)藤房の子だそうです。
藤房が北朝の足利軍に追われ
現東京あきるの市に身を隠し
その道中に6才の亀麿は病のため
亡くなってしまうのですが
その際に
「末代まで家を守り続ける」と言い
その後守り神として
槐(えんじゅ)の間に
現れるようになったと
言い伝えられているとのことです。
劇団四季で公演された
「ユタとふしぎな仲間たち」は
この金田一が舞台で
八戸出身の三浦哲郎氏の作品です。
ひとたび座敷わらしに
気に入られると
どこであろうと
会いに来てくれるとも
いわれるそうです。
この伝説には
切なる祈りが
込められているように思いました。