学びて時に之を習う

毎月1度

有志の皆様と論語の勉強会を

当山にて行っています。

 

早いもので

このご縁をいただいて

3年が経過します。

 

紆余曲折ありながらも

古典の章句と

向き合わせていただく

貴重な機会が

ひと月に一度あることは

とてもありがたいことだと

感じています。

 

学ぶことを学習といいますが

この語源は次の章句に由来します。

 

子曰わく

びて時に之を

亦説ばしからずや。

朋遠方より来る有り

亦楽しからずや。

人知らずして慍みず

亦君子ならずや。

[学而第一-1]

 

今では誰もが気軽に

色々調べることが出来

学ぶことも出来ますが

かつては

全く状況が異なっており

そのようなことに

思いをはせてみると

章句に深みが出てまいります。

 

これは一例ですが

背景を踏まえるよう心がけて

論語と向き合わせて

いただいております。

 

論語は日本の歴史において

大きな影響を与えた古典です。

 

特に近世になると

様々な展開が見られるようになり

個人的にはそのような部分に

大いに関心を持っています。

 

個人的な関心に関わる古典の

響きに触れることに加え

参加者の皆様の

示唆に富んだお話も

聞くことが出来

今回も大変充実した時間となりました。