多くの方のお心に寄り添えられるように

当山位牌堂の

前方左手祭壇には

お預かりしております

骨箱(こつばこ)が安置されております。

 

ご事情は様々です。

 

お預かりしている骨箱は

ただ安置されているだけなので

どことなく気がかりな部分がありました。

 

時が経てば経つほど

ホコリも積もりますし

もっと丁寧な方法は無いものかと

思案しております。

 

また将来的には

当山でも合葬墓(がっそうぼ)を

建立する予定なので

そのことも踏まえながら

あれこれと考えております。

 

一案ですが

現在骨箱をお預かりしている

祭壇下のスペースに

棚を作って頂き

そこで骨箱を安置

出来るようにしてはどうかと

考えております。

 

位牌堂前方左手祭壇中央には

当山本尊と同じ

愛染明王(あいぜんみょうおう)が

お祀りされておりますし

地元の檀家さんにお作り頂いた

五重塔も設えられております。

 

五重塔は五輪塔や五輪塔婆と同義であり

ご供養においては

とても尊いものです。

 

そういった祭壇の下に

安置所を設けて

納めさせて頂いて

ご供養させて頂いた方が

丁寧であるように感じております。

 

また合葬墓との関連でいえば

こういった安置所があることで

より多くの方のお考えにあわせた形の

ご供養が出来るようにも思います。

 

さらに

合葬墓をご利用される方や

骨箱の安置所をご利用される方で

当山位牌堂位牌壇の無い方々のための

位牌壇も必要かと思いまして

一列三段の位牌壇を

設置いたしました。

 

この一列三段の位牌壇は

現在の位牌堂を建設する際に

見本として作って頂いたもので

しまってあったものを

位牌堂前方左手に

移動させて頂きました。

 

それぞれのお寺に

お寺ごとのご供養の形式が

あると思いますが

当山にも伝統的なご供養の形があり

その伝統において

位牌堂のお位牌は

大切なものです。

 

どのようなご事情があるにしても

ご供養においては

同じ形で差別なく

お勤めさせて頂きたく

以上のようなことを

一案として考えております。

 

あくまでも拙僧(副住職)の一案ですが

必要なことだという確信がありますので

総代の方や役員の方に

相談させて頂いて

具体的な形に整えたいと思います。

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