新幹線で読むことができる
フリーマガジン『トランヴェール』。
2019年7月号では
“大正の広重”ともいわれた
吉田初三郎の特集が組まれていました。
吉田初三郎は八戸とゆかりのある方で
多くの鳥瞰図(ちょうかんず)を
手がけられました。
吉田初三郎の
『十和田湖鳥瞰図』(昭和8年)には
大きな十和田湖が山頂に描かれ
県内各所が周囲に配置されています。
デフォルメされ
印象的なタッチで描かれる
吉田初三郎の鳥瞰図。
その中に当山も描かれています。
このことについては
以前にもブログで触れておりますので
そちらもご参照頂ければと思います↓
https://fugenin643.com/ふげんいん探訪/十和田湖南祖坊について/稀代の古刹七崎観音十二/
『十和田湖鳥瞰図』には
当山は「永福寺」の名で
記載されています。
「永福寺」の隣に
「七崎神社」と記され
鳥瞰図にバッチリ登場しております。
七崎神社は
明治時代まで観音堂で
徳楽寺の寺号が用いられております。
徳楽寺の名が記された
木札が当山には残っております。
そのような歴史や
十和田湖伝説なども
この鳥瞰図には
落とし込まれているように思います。