南祖法師(なんそほっし)とは
南祖坊(なんそのぼう)のことです。
法師とは
仏道に長けた方への尊称です。
南祖坊(なんそのぼう)は
十和田湖伝説に登場する僧侶で
当山にて修行したとされます。
その南祖坊の御尊像が
当山にてお祀りされていた
ということが
本年8月初旬に“発見”されました。
これまで数十年間
お地蔵様と“勘違い”され
観音堂脇の八体仏(はったいぶつ)と
共に安置されておりました。
副住職が仏像の
御身拭い(おみぬぐい)がてら
尊容(そんよう)を観察した際
お地蔵様ではないことが判明したのです。
頭に頭襟(ときん)を戴くなど
修験者(しゅげんしゃ)の
装束(しょうぞく)を
まとったお姿の御像です。
当山の歴史を踏まえ検証した結果
これは南祖坊であるという
結論に至りました。
いつの時代に作られたものかは
定かではありませんが
中々の古さであろうと思われます。
また
ご縁がありまして
(株)山村総本店の
社長であられる
山村雅雄様ご夫妻に
厨子(ずし)を御奉納頂きました。
山村ご夫妻には
衷心より感謝申し上げます。
この御像は
「南祖法師(なんそほっし)尊像」として
改めて当山観音堂にて
お祀りされております。
当山にお越しの際は
どうぞお参り下さいませ。