充実感と解放感

大掃除3日目。

 

本日は早朝より

位牌堂正面の中央祭壇の

清掃を行いました。

 

中央祭壇には

厨子に納められた

地蔵菩薩

十三仏

十一面観音を中心に

当山歴代先師のお位牌が

祀られます。

 

取り出せるものは

取り出して

ひとつひとつを拭き清め

配置を若干変更して

尊格を祀る高さの調整を行いました。

 

ここ十数年は

丁寧にお手入れ出来なかった

場所だったので

以前よりも

輝かしくなったように感じられます。

 

祀られている尊格は同じでも

配置等の祀り方が異なると

雰囲気が一変するので

不思議なものです。

 

来年以降

当山の本堂建替が本格化しますが

本堂建替中の仮観音堂は

位牌堂に設けようと

考えております。

 

具体的なイメージを

膨らませつつ

大掃除を行っておりました。

 

当初は

ふれあい豊山館1階広間の

祭壇横の押し入れを改造して

観音堂と地蔵堂を

設けるつもりでしたが

拙僧(副住職)の中で

それは現実的ではないとの

判断に至りました。

 

広間に観音堂を設けると

法事や葬儀や行事の最中には

観音参りが出来ませんし

スペースも限界があります。

 

位牌堂正面の脇祭壇は

スペースも広く

高さもあるので

現在の観音堂に祀られる

仏像を丁寧に

お祀りすることが

出来ると思われます。

 

仮の観音堂とはいえ

由緒ある尊格ばかりですし

糠部三十三観音の札所でもあるので

粗末なものには出来ません。

 

話が少しそれますが

仮本堂や仮観音堂について

かなり思い悩んでおりました。

 

建設委員会では

それらの件について

拙僧(副住職)に判断が

委ねられております。

 

幾通りもの方法があるのですが

どうすれば良いものか

中々答えを出せないでおりました。

 

ですが大掃除を行いながら

色々と具体的に考える中で

ようやく“結論めいたもの”を

出すことが出来ました。

 

大掃除の充実感に加え

思い悩んでいたことからの“解放感”を

得ることが出来た

令和元年のクリスマスでした。