「人生は修行である」
巷でもよく
聞かれるフレーズ
かと思います。
『華厳経(けごんぎょう)』はじめ
人生は修行であるという
テーマを担った経典もあります。
仕事でも
プライベートでも
「修行」と心得て
日々の生業に励まれることは
少なくないかと思います。
修行と聞くと
“耐え忍ぶ”といった
ニュアンスが強い
ものであるように
受け取られることが
多いように思われますが
本来的には
“自身を高めるもの”です。
仏道では
我々の日常そのものが
修行であると考えます。
それぞれが
それぞれに
誰しもが向き合わなければ
ならない「苦」と
いかに向き合い
いかに歩みを進めるか。
それが修行とされます。
「苦」や「迷い」を
“除く”のではなく
いかに向き合うのか。
その視点や歩み方の
お諭しや指南に仏道は満ちております。
物事を
“薬にするか毒にするか”の鍵は
我々の内にあるということが
仏道における修行を紐解く上での
大切なメッセージの1つかと思います。