オシラサマという
神様をご存知でしょうか?
当山では子安地蔵堂と
位牌堂にお祀りされております。
オシラサマは
馬と女性(娘)が一対で
お祀りされるものです。
形状は様々ですが
桑の木で作られ
オセンダクと呼ばれる布が
まとわせられます。
オシラサマの祭事をすることを
「あそばせる」といいます。
オシラサマの由緒は
馬に恋した女性の物語です。
16日がご縁日とされ
ご御縁日のことを
命日ともいうそうです。
春祈祷として
オシラサマの祭事を
行う所が多いようです。
このオシラサマは
東北独特の祈りのあり方や
民話の世界に通じるものでもあります。
祭事は
そういった「物語」と
“つながる”ものであり
“向き合う”ものなので
何かしらの形で
執り行いたいと考えております。