今の場所にお寺を建てる際
どのように場所を定め
どのように設計をし
どのように木材を運び込み
どのように組み立てたのか等々
思いをめぐらせることがあります。
方角や位置にも
曼荼羅(まんだら)や風水の
思想が踏まえられることが
伝統的に多く見られますが
当山の場合もどうなのか等々
想像することがあります。
当山の起源は古く
約1200年もの歴史が伝えられますが
不明な部分が多く
その分ロマンがあるともいえます。
そもそも古くは
「言い伝え」が主流だそうです。
何度かの火災により
文書等多く焼失してはおりますが
お堂の位置や町のつくりから
“歴史的なもの”を感じます。
当山から真東にのびる道や
西、北、東と平野部を一望出来る
見晴らしの良い場所にあること等に
仏道的な意味も含めて
“意図”が感じられます。