1/29の寺子屋ws「お寺の上映会」で
上映した「カンタ!ティモール」
という映画には様々な要素が
盛り沢山でした。
東ティモールでは独立に至るまでに
3人に1人が殺害され
民家の90%以上が焼き払われました。
多くの方が命を落としたため
国民の約半分が15才以下となり
平均年齢は10才代。
虐殺されたご遺体は
遺族に返されることなく
トラックの荷台に積み上げられ
どこかに持ち去られ処分されました。
東ティモールで生き残った方々は
そのトラックが通った道で
キャンドルを灯して
亡き方へのおもいを捧げ
ある人は自分の体に
故人の名前を入墨して
今を生き続けているそうです。
「遠い国」の出来事のように
感じられるかもしれませんが
日本とも関わりの深い出来事です。
国際的にインドネシア政府の
東ティモールにおける対応が
非難される中
日本はインドンネシア政府に
多額の援助を行っております。
結果として支援金は
軍事行動に役立てられたそうです。
色々と考えさせられる映画でしたし
多くの方に観て頂きたい映画です。