成道の日

12/8はお釈迦様が

悟りを開かれた

尊い日とされます。

 

この日は多くのお寺で

成道会(じょうどうえ)という

法要が執り行われます。

 

成道とは

悟りを開くことです。

 

お釈迦様が

悟りを開かれる場面は

降魔成道(ごうまじょうどう)

という言葉であらわされます。

 

仏典には

悟りを妨げようとする

様々なものを鎮めて

悟りにいたった様子が

描かれております。

 

本年の12/8は

雨が降る時間帯もありましたが

青空が広がりました。

 

みぞれが混じったような

雨模様が一転して

青空が広がった本日の天候は

降魔成道の場面に

重なっていたように思います。

 

お釈迦様は

80歳で入滅したとされます。

 

仏典では

お釈迦様の次のブッダとして

弥勒菩薩が下生(げしょう)するのは

56億7千万年後であり

それまでの間は

お地蔵様があらゆる衆生を

救うとされます。

 

お地蔵さまの姿は

僧形(そうぎょう)といって

僧侶の姿をしており

修行に励みながら

衆生を救うことをあらわします。

 

まさに自利と利他。

 

弘法大師空海が

唐から帰朝した後

朝廷に献上した

『御請来目録』(ごしょうらいもくろく)

という書籍の中で

お釈迦様の教えを一言でいうなら

自利利他であると

述べられています。

 

自利利他は

実践とともにある言葉です。

 

自利利他の精神で励むべしと

誓いをあらたにした

成道会の一日でした。