当山本堂は文化7年(1810)に
火災に見舞われ
翌文化8年(1811)に
再建されました。
当山本尊である
愛染明王(あいぜんみょうおう)
の御仏像は火災にあった後に
当時の当山本坊である
盛岡永福寺 宥瑗(ゆうえん)法印
より寄附されたものです。
愛染明王像の光背(こうはい)には
朱書で志趣が以下のように
記されております。
寶照山普賢院本尊新造立志趣者奉為
大守公御武運長久国家安穏及護持宥瑗
法運長遠院内繁昌也敬白
文化七歳次庚午九月大祥日教道覺宥代
寶珠盛岡山永福密寺現住法印宥瑗寄附之
本尊はいうまでもなく
当山にて最も大切な尊格です。
造立されて200年以上になりますが
今もなおそのご威光が
放たれております。