仏法守護尊・仁王

津嶋弥十郎清晴により

奉納された仁王像。

 

享保3年(1718)9月

長谷川新四郎作

と目録に記されております。

 

享保年間は

快傅(かいでん)上人

当山を中興された時期に当たります。

 

同時期に

様々な仏像が請来されたり

寺屋敷が建立されたりと

大きな事業が成し遂げられております。

 

この仁王像は

背丈が2m50cmもある

とても大きく立派な仏像です。

 

力強い腕や脚には

浮き出る血管が表現され

筋肉も物凄く

何ともたくましい仁王様です。

 

現在の塗装は

大分傷んでまいりましたが

これは有縁の方が塗料で

施して下さったものです。

 

300年もの時を超え

「仏法守護の仏」として

今もなお存在感を示し続ける仁王像。

 

本堂建替事業では

仁王門も建て替えられるので

この機会に仁王像も

修繕させて頂く予定です。

 

新たな仁王門に

装い改まった仁王像が

納められることになります。

 

仁王門は

「聖域」への入口であり

結界でもあります。

 

現在と同程度の大きさの

仁王門になる予定ですが

新仁王門も一つの見所かと思います。