忘れじの上人

東京町田の勝楽寺。

 

勝楽寺先代住職の

茂田真澄師は

昨年8月4日に64歳で

ご逝去されました。

 

とても素敵で偉大な方でした。

 

真澄師は

当山がお世話になっている

アーユス仏教国際協力ネットワークを

立ち上げられた方で

NGO活動にご尽力された方です。

 

拙僧(副住職)妻は

アーユス仏教国際協力ネットワークに

職員として勤めさせて頂いておりました。

 

また

私達の結婚披露宴では

祝辞も述べて頂きました。

 

こちらの御寺院様は浄土宗ですが

慣習として不動護摩が行われます。

 

そのため勝楽寺現住職が

護摩について尋ねたいということで

1/20にお邪魔いたしました。

 

拙僧(副住職)がこちらの御寺院様に

お邪魔したのは2011年以来なので

約10年ぶりということになります。

 

お邪魔した当日は

快晴の日和でした。

 

護摩について

微力ながらお伝えさせて頂き

少しばかり

現住職と職員さんと

ティータイムさせて頂き

帰路につきました。

 

帰り際に

葬儀時の香典返しを頂きました。

 

真澄師は

ご自身の葬儀での香典は

全額アーユスに寄付するよう

遺言されたそうです。

 

香典返しの中に入っていた

しおりに書かれた真澄師のお言葉。

 

私は

仏教を知って初めて

本当の善悪を知りました

 

本当の善悪を知ったからには

善に生くべく

衆生救済の道を

自分なりに

真剣に

ひたすら

走ってきました

 

そして

たくさんのご縁をいただき

多くの方にお世話になりました

 

ありがとう

ありがとう

 

茂田真澄

 

ご自身の道を

ひたむきに歩まれ

世界平和を願われた真澄師。

 

まさに「忘れじの人」。

 

安らかな境地から

私たちを見守って下さい。