夏休みの工作を横目に

子どもたちの夏休みの宿題として

本堂建立地から採取した粘土を

使って工作をしています。

 

少し前にこしらえた工作物を

乾かしていたのですが

とても良い感じになったので

水彩絵具で彩色してみました。

 

ちなみに

ペンスタンドを作っています。

 

境内で採取した粘土で

作ったとは思えないような

しっかりしたものが

出来そうな予感です。

 

子どもたちが寺務室で

工作をしているのを横目に

パパは必要あって

弘法大師空海の

『秘蔵宝鑰(ひぞうほうやく)』

という著作を読むのに

“悪戦苦闘”していました。

 

さすがは天才とうたわれた

“平安のマルチ文化人”

空海上人でして

まだまだ拙僧(副住職)には

スラスラと読むことは出来ません。

 

悪戦苦闘しつつ

とても印象に残った表現が

あったので紹介いたします。

 

よく誦しよくいうこと

鸚鵡(おうむ)もよくなす。

 

これは

よく読んで

よく言うだけなら

オウムでも出来る

という文意です。

 

世の中に良い教えが

いくらあったとしても

実践が伴わなければ

意味がないという

文脈にて用いられた一文です。

 

とても切れ味のある

言葉であり

自身への戒めとも

感じられるとともに

いつの世においても

あてはまりそうな

お諭しを含んだものに

思われます。