絵本刊行記念のイベントが行われました

八戸ブックセンターの

読書会ルームにて

絵本『龍になったおしょうさま』

刊行記念イベント

「十和田湖伝説と南祖法師」が

開催されました。

 

とても素敵な空間で

和やかな時間を

ご一緒させていただき

感謝しております。

 

ご一緒下さった皆様

ありがとうございました。

 

催事の様子をお伝えする動画を

編集したのですが

書き出しに時間がかかっているため

YouTubeチャンネルへのアップは

明日とさせていただきます。

 

喉を痛めております

ここしばらく

喉を痛めておりまして

とんでもなくハスキーボイスな

読経の日々が続いておりましたが

ようやく元通りになってきました。

 

まだ声量に乏しいのですが

数日前に比べると

随分回復しております。

 

喉がダメな状態にあっても

法務(法事や葬儀)が続きまして

トローチ

龍角散(りゅうかくさん)

のどぬーるスプレー

といった喉に

効果がありそうな様々なものを

おそらく必要回数分を

はるかに上回って使用しながら

何とか勤めさせていただいております。

 

明日も

喉のケアをしながら

諸事励ませていただきます。

 

外構工事などについて

先日

本堂建設委員会の施工部会があり

外構工事も松本工務店さんに

お願いすることに

正式に決定されました。

 

備忘録もかね

大まかな内容について

下記に列記させていただきます。

 

▼本堂正面側スペースは

アスファルトになります。

 

▼駐車場に点在する電柱については

電気工事をご担当いただいている

小泉電気さんにお願いして

東北電力と検討していただきます。

 

駐車場の駐車ラインは

引き直していただきます。

 

▼現在砂利敷きとなっている

駐車場スペースは

アスファルトにしていただき

駐車ラインも引いていただきます。

 

 

▼階段については

現在のモルタルを撤去していただき

檀家さんである舘知也さんが

ご寄贈下さる石を貼っていただきます。

 

手すりは再利用します。

新年度のフォトアルバムとして

現在進められている本堂建替事業では

本堂の建設に伴い境内整備も行われます。

 

今月以降、各種工事が

一層本格化するにあたり

現時点での各所について

記録を整えておきたいと思います。

 

以下

各所の写真画像を掲載いたします。

 

▼午前5時半頃の東の空

 

▼朝日に照らされる本堂

 

▼左官工事の様子

 

▼工事中の堂内の様子(お昼頃)

 

▼中央内陣

 

▼観音堂

 

▼地蔵堂

 

▼仁王門基礎と本堂

 

▼正午頃の様子

 

▼仮置している石造物各種

 

▼仮置している北沼観音の囲い屋根

 

▼歴代住職墓とこれから工事が始まる石造物の基礎

 

▼石造物の基礎各種

手前:合葬墓基礎

中央:会津斗南藩縁故者供養碑基礎

奥側:十和田湖青龍権現碑基礎

 

▼会津斗南藩縁故者墓石と当山縁故者墓石

厳しい時代背景と神童南祖丸という視点

 

▼イベント情報はコチラ

「十和田湖伝説と南祖法師」の詳細

 

令和4年4月10日午前10時から

八戸ブックセンターで開催される

絵本刊行イベント「十和田湖伝説と南祖法師」

は残席1となりました。

 

感染症対策の兼ね合いで

今回は定員10名での開催です。

 

当日のスライド資料を本日仕上げました。

 

短い時間ですが

有意義な時間を

ご一緒させていただきたいと思います。

 

クラウドファンディングで制作した

絵本『龍になったおしょうさま』の

“原作”は『十和田山神教記』

(とわださんじんきょうき)

という幕末の写本で

当山では2冊所蔵されております。

 

この写本は

その内容が

仏教説話的要素が色濃い点に

特徴があります。

 

現在

十和田湖の現地で「伝説」として

語られている内容は

様々な写本の要素が

組み合わされて成っていると

指摘することが出来ます。

 

近世以降(江戸期以降)

様々な写本が作られて

様々な形で様々に語られるわけですが

このバラエティーに富んだあり方への

向き合い方は

まだまだ未着手の部分があるように思います。

 

一つ例をあげるとすれば

時代背景的な部分でいえば

死生学で指摘される

死生観の転換を踏まえることも

出来ると思われます。

 

“神仏の申し子”であったり“神童”として

描かれる南祖法師が

最終的に神仏につながる存在になり

入定(にゅうじょう)して

十和田湖を介した

現世と“地続き的な常世”にあり続けるような

描かれ方に

その時代的死生観が反映されていると

想定するならば

これまで主に考えられてきた筋書き以外に

浮かび上がってくる「時代の声」が

聞こえてくるように思うのです。

 

本堂建替や住職交代という節目にあったため

改めて過去帳を見てみると

江戸〜昭和のある時期までは

とても多くの子どもが亡くなっていることに

気が付かされます。

 

子どもの成長にちなんだ行事を

大切にする伝統が

日本にはありますが

これは子どもが健やかに生育することが

いかに尊いものとして

捉えられていたのかということにも

通じる話とえいます。

 

江戸期の東北は

幾度も飢饉(ききん)に見舞われ

子どものみならず

多くの命が犠牲になっています。

 

当山の棟札(むなふだ)や文書の類を見ても

そういった時代において

切実に願いが捧げられた形跡が見られます。

 

このような視点から

南祖法師の伝説を眺めると

これまでとは少し異なった心情の持ち方による

伝説との向き合い方を

想定出来るように思います。

 

実は本年2月に

青森県津軽地方のある慣習を事例とした論文を

現代教化研究所という研究機関の研究員として

提出したのですが

これは死生観を手がかりとして

現代的供養の特徴について

述べさせていただいたものです。

 

2年越しの執筆だったので

当初の予定よりも

掘り下げた形で仕上げることが出来まして

その一連の研究の中で

近世の東北の状況が

いかに過酷なものであったのかを

改めて確認させられました。

 

という伏線があり

十和田湖伝説を死生観という観点を踏まえて

眺めてみることの可能性に思い至ったわけです。

 

 

 

 

少し話は変わりますが

当山は南祖法師が修行したとされるご縁で

十和田湖伝説が語られる際に

触れられることが多くあります。

 

十和田湖において

伝説は観光資源として大切にされており

それをもとにした取り組みが盛んであるのは

とてもよろしいことだと思いますが

当山の由緒や縁起について

当山が所蔵する棟札(むなふだ)や過去帳を含む文書の記述や

当山・当地にて語り継がれている内容とは全く異なる様々な形で

断定的に語っている方もいらっしゃる様です。

 

十和田信仰の関連寺社は

少ないため

そういったお話を現地等で耳にされた方が

当山においでになられて

色々と質問いただく場合が多いのですが

中には完全な事実誤認を

引き起こされているケースも見られ

これはちょっと…と

思わされることもありました。

 

関連寺社のひとつである

当山が把握する内容とは全く異なる

当山についての言説がなされているわけですから

当山・当地として

歓迎するものであるわけがありません。

 

観光目的としての語りということで

関連地各所にて語り継がれる

寺社の縁起の尊さは

関係ないのかもしれませんが

明らかに配慮に欠けているように感じます。

 

せっかくのご縁があっても

こういったことが続けば有縁各所が

疎遠になってしまうのではないでしょうか…

 

少なくとも

現在の当山としましては

何かご相談されたとしても

お力になれることは

あまりないと考えています。

 

それはそれとして

これまで拙僧泰峻は

お堂内陣にお入りいただき

各仏像を近くでじっくり

ご覧いただくことに対して

あまりに無警戒な部分があったうえ

縁起等の根拠となりうる

所蔵文書等の内容の公開が

最近まで少なかったということもあり

今回話題としているような状況を

ある意味助長していたとも感じられるので

この点は方針を改めたいと思います。

 

普賢院住職には

七崎観音別当という肩書もあり

現在は内御堂となっている

七崎観音堂を司る役目もあります。

 

普賢院(七崎永福寺)と

七崎観音堂(七崎山徳楽寺)の

縁起を守り伝えるのも当山住職の勤めです。

 

そもそも当山は

十和田湖伝説ゆかりのお寺ではありますが

観光のためのお寺ではありません。

 

当山は

檀信徒の皆さんや有縁の皆様により

お支えいただき

お守りされてきた寺院であり

代々「祈り」(供養・祈願など)に

力を入れてきたお寺です。

 

歴代数えられない程

沢山の方々に

携わっていただいてきて

今の普賢院があるということを

お踏まえいただいたうえで

諸事ご対応いただきたいものです。

南祖法師伝説の読み聞かせテキストが届きました

▼イベント情報はコチラ

「十和田湖伝説と南祖法師」の詳細

 

令和4年4月10日に

八戸ブックセンターで行われる

絵本刊行イベント

「十和田湖伝説と南祖法師」に向け

読み聞かせようにオリジナル冊子を

用意いたしました。

 

ソフトカバーで使いやすい仕様となっています。

 

イベント参加者に

資料としてお渡しいたします。

 

残席があとわずかとなっておりますので

ご関心をお持ちの方は

お早めにお申し込みいただきますよう

お願いいたします。

 

お申込み先は

先に記したURL先のイベント情報に

掲載しております。

 

十和田湖伝説ついでの

ご報告ですが

拙僧のお弟子さんである

中野太陽さんが

クラウドファンディングで

三湖伝説に思いをはせる

龍王龍女像の造立を

見事に達成されました。

 

龍王像一体と龍女像一体を

弘前市在住の仏師・小堀寛治さんに

彫っていただき

先日その御像を受け取られ

現在当山にお迎えされております。

 

龍王像は八郎

龍女像は辰子姫を

モチーフに造立されています。

 

御像を正式にお祀りするための

開眼作法(かいげんさほう)は

後日改めてお勤めいたします。

 

龍王龍女については

これまでの経緯も紹介しつつ

改めてお知らせいたします。

 

令和4年4月の主な行事案内

花粉が多いせいか

目も鼻も喉も

ムズムズしているのは

決して拙僧だけではないと思います。

 

新年度となり

まだ4日しか経っていませんが

すでにバタバタしております。

 

さて

今月の主な催事の予定を

させていただきたいと思います。

 

今月10日は

八戸ブックセンターにて

「十和田湖伝説と南祖法師」というイベントが

八戸ブックセンターにて開催されます。

 

▼詳細はコチラ

「十和田湖伝説と南祖法師」イベント詳細

 

定員10名(要申込)で

参加費1000円となっています。

 

令和4年4月4日時点で

参加申込7名とのことなので

あと3名ご参加いただけます。

 

短い時間ですが

読み聞かせやトークイベントなど

内容は盛り沢山で

ご一緒させていただきますので

ご興味をお持ちの方は

ぜひお申し込みください。

 

12日には

終活カフェを普賢院で開催します。

 

午後1時からの開始で

会費は不要です。

 

なお

終活カフェも要申込

定員20名としております。

 

現在12名のご参加を

承っているので

まだ余裕がございます。

 

今回の終活カフェは

お墓をテーマにして

色々と考える時間に

したいと思います。

 

また

当山に今秋完成する

合葬墓についての考え方や理念等についても

お伝えしたいと考えております。

 

ご興味ご関心をお持ちの方は

お気軽にお問い合わせください。

 

それともう一つ

今月末まで

使い終えたランドセルを

集めております。

 

▼詳細はコチラ

「思い出のランドセルギフト2022」ご案内

 

普賢院は

JOICFP(ジョイセフ)が主催する

思い出のランドセルギフト

の取り組みに趣意賛同し

2018年から毎年

開催させていただいております。

 

本年もまた

実施させていただきますので

ご協力いただける方

いらっしゃいましたら

ご助力の程

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

臨機応変の大切さを感じています

ここしばらく

法事や葬儀が続いていたことや

寒暖差が激しかったこともあり

喉を痛めておりまして

ガラガラな声での

お勤めになってしまい

大変申し訳なく思っております。

 

こういった際に

マイクを使って

お勤めをするという方法もあるので

今後は臨機応変に

対応していくのも

大切と感じます。

 

といいますのも

無理に声を出していると

どんどん声が出なくなってしまうのです。

 

体調不良の際は

年に何度かは

必ずあるのですが

臨機応変に対応させていただくことを

今後は心がけたいと思います。

 

寒さにやられました

新年度の幕開けは

とても冷え込み

雪が降った令和4年度でした。

 

この寒暖差のせいか

午前中のご祈祷のお勤めを終え

体調が悪くなってしまい

久しぶりに寝込んでおりました。

 

明日からしばらく

立て込んでいるので

本日は横にならせていただきました。

 

お弟子さんが

灌頂(かんじょう)という

僧侶のスタート地点に立つための

儀式を終えて

明日から再び週末に

おいでいただくのですが

本日のように住職が体調不良の場合に

お弟子さんに法事などの

お手伝いをしていただけるように

今後考えていきたいと思います。