彼岸団子

彼岸(ひがん)を迎え

お寺には多くの方が

お参りされていらっしゃいました。

 

地域によって

様々な風習があるかと思いますが

当山近辺では団子をお供えします。

 

勿論おはぎをお供えする方も

いらっしゃいますが

彼岸団子をお供えされる方が多いです。

 

ちなみにですが“おはぎ”は

季節の花(牡丹と萩)にちなんで

春彼岸は「ぼたもち」

秋彼岸は「おはぎ」といいます。

 

ぼたもちはこしあん

おはぎはつぶあんを用います。

 

それにちなんで

彼岸団子のあんも

春はこしあんにして

秋はつぶあんにする方も

いらっしゃるようです。

 

ご先祖様や大切な方への

ご供養の心が託された

彼岸団子をたずさえて

多くの方がお参りされた

彼岸の入りとなりました。

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互助会のすゝめ

お葬式において

最も不安な部分は

何と言っても

費用ではないでしょうか。

 

葬儀にあたり

何にどれ位の費用が発生するかを

あらかじめ知っておくことは

大切なことかもしれません。

 

先日、当山では

身内の葬儀があったので

身をもって

そのことを感じました。

 

お伝えしたいことは

数多くありますが

互助会(ごじょかい)での

積立が非常に効いたように思います。

 

ですので今回は

互助会について述べさせて頂きます。

 

当山は八戸市十六日町の

山村総本店という葬儀店の

互助会に加入しており

これまで月5000円の

積立をしておりました。

 

互助会には幾つかコースがあり

当山は月5000円の掛金で

60回(5年)の積立で満期となる

300000円のコースでの

互助会加入でした。

 

先の品田豐の葬儀では

これまで住職が積み立てた

60回積立満期1口と

59回積立済のもの1口をあわせ

595000円を葬儀費用の一部に

当てることが出来たのです。

 

具体的には今回の葬儀で

この積立を通夜・葬儀と

会食会場での花祭壇に当てました。

 

とても助かりました。

 

互助会の積立金の用途は

各家それぞれですが

互助会はすぐに始められる

いざという時のための備えです。

 

それぞれにご縁のある

葬儀屋さんがいらっしゃるかと思いますが

互助会には加入されることを

おすすめいたします。

 

こういった情報発信も

今の世では必要とのことです。

 

これまでは

「終活関係」の資料は

用意しておりませんでしたが

少しずつ充実させる必要を

感じております。

 

先日の当山の葬儀でも

大変お世話になった葬儀店である

山村総本店にお願いして

互助会に関する資料を頂きました。

 

参考資料として

当山各所に置いておきますので

お立ち寄りの際は

ご自由にお取り下さいませ。

 

▼互助会(山村総本店)について

http://sougi.bestnet.ne.jp/yamamura-hakusandai/society.html

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花祭壇

ふれあい豊山館の祭壇に

生花のアレンジメントを

設えると花祭壇となります。

 

当山にて通夜や葬儀を

執り行われる際に

これまでは花祭壇を

設えることは

あまりありませんでしたが

ふれあい豊山舘での花祭壇は

とても美しいと感じます。

 

つい先日行われた

拙僧(副住職)祖母のお弔いの際も

花祭壇を用意して頂きましたが

いろどりをどうするか

どういった花を使いたいかなどの

要望に応じて

アレンジメントして頂けるので

捧げたい思いを形にする

良い方法の1つだと思います。

 

写真の花祭壇は

当山有縁の方が

突然ご逝去された

大切な方のために

用意されたものです。

 

切なる思いが託された祭壇を前に

謹んでお勤めさせて頂きます。

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感謝の心に満ちる

平成29年8月22日

普賢院本堂にて

当山寺庭(じてい)である

品田豐(とよ)の葬儀が

執り行われました。

 

行年92歳という長い人生の旅路は

波乱万丈なものでした。

 

豐は拙僧(副住職)の祖母です。

 

現在の当山があるのは

祖母が尽くした力が

あってのことです。

 

沢山の方に

お力添えを頂き

無事の葬儀を

終えることが出来ました。

 

お世話になった皆様に

御礼申し上げます。

 

ありがとうございました。

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久々に晴れました

久しぶりに青空を見た

8月21日でした。

 

21日は弘法大師空海上人の

ご縁日でもあります。

 

当山ではこの日、先代住職の

寺庭婦人(じていふじん)品田豐(とよ)の

火葬・通夜が行われました。

 

寺庭婦人とは

お寺の奥様のことです。

 

当山周辺地域では

まず火葬をして通夜を行い

翌日に葬儀という流れが大方です。

 

午前11時にお寺から出棺し

正午に火葬し

1時過ぎに拾骨をして

火葬終了後に通夜が

執り行われました。

 

色々ありましたが

無事に本日の日程が

終わりました。

 

翌日の葬儀は

本堂にて行われます。

 

本堂の須弥壇を

色とりどりの花で

飾って頂きました。

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まさかの事態をのりこえて

当山住職は

急性気管支炎のため

昨日より入院しております。

 

8月17日に

拙僧(副住職)の祖母である

品田豐(とよ)は行年92歳で

永眠いたしました。

 

バタバタとしていた中で

住職は体調を崩しまして

現在は療養しております。

 

お寺の檀務も平行しての

祖母の葬儀の準備だったので

非常に慌ただしい日々でしたが

諸事整いました。

 

喪主が入院という

想定外の事態はありましたが

何とか準備が終わりました。

 

通夜は

8月21日火葬終了後

ふれあい豊山舘にて。

 

葬儀は

8月22日午前11時より

普賢院本堂にて。

 

県内の真言宗豊山派諸寺院の

皆様のお力添えの下に

謹んで祖母を偲ばせて頂きます。

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深く感じる〜追悼〜

8月16日の大きな行事を

無事に終えることが出来

今年も何とかお盆を

終えることが出来ました。

 

その日は午前3時より

あれやこれやと

やっておりましたので

夕方にはバタンキューでした。

 

午後11時を過ぎた頃に

目をさまし

色々と整理をしていた所

身内の訃報が入りました。

 

午前零時を過ぎて程なく

拙僧(副住職)の祖母が

亡くなりました。

 

実は8月に入ってから

祖母の様態は悪く

覚悟はしておりました。

 

行年92歳。

 

命日は8月17日。

 

ちなみに誕生日は

8月18日でした。

 

お盆が過ぎるのを待って

旅立ったようにも感じられます。

 

祖母は激動の時代を生き

当山を守りました。

 

祖母の2人の兄は

僧侶でしたが戦争に動員され

戦死しております。

 

住職不在であった戦時中

祖母は姉と2人で

“女の和尚さん”として

檀信徒の皆様の法務を

お勤めしました。

 

地域によっては

卑下されたこともあったと

檀家の方から

聞いたことがあります。

 

厳しい環境を

有縁の方々と共に

乗り越えたがゆえに

今があります。

 

その歩みの尊さを

深く感じております。

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お盆法要

毎年8/16は

多くの檀信徒の皆様が

早朝よりお寺をお参りされます。

 

午後1時からは

お盆法要が厳修され

本年もお勤めさせて頂きました。

 

沢山の方に

お手伝いもして頂き

無事にお盆が結ばれました。

 

▼法要の様子(動画)

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改めて向き合う

新盆の方の

お盆参りが終わりました。

 

当山での新盆は

お葬式を終え

初めて迎えるお盆を指します。

 

新盆を迎えられるお宅の

全てをお参りするわけでは

ありませんが

本年は40軒のお宅にて

お勤めさせて頂きました。

 

古くより

お盆はご先祖様方と改めて

向き合う期間とされます。

 

早馬にまたがり迎え火を

たよりとしてお帰りになられた

ご先祖様をふんだんにもてなす。

 

送り火を背に牛にまたがり

ゆっくりと浄土へお戻り頂く。

 

お盆におけるご供養には

そのような言われがあります。

 

その筋書きに重ねていえば

新盆は「初めての里帰り」です。

 

それぞれのお宅にて

お盆の飾りが設えられた

祭壇を前にご家族やご親戚の

皆様とともに初めのお盆に

旅立たれた故人様を

偲ばせて頂きました。

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棚経(たなぎょう) 〜お盆参り〜

当山では

お盆に棚経(たなぎょう)を

お勤めさせて頂いております。

 

棚経とは

有縁の方のご自宅に

お伺いして読経する

お盆参りのことです。

 

棚経の「棚」とは

精霊棚(しょうりょうだな)

というお盆の祭壇を意味します。

 

当山では13日から15日にかけ

新盆(にいぼん)のお宅を

お参りさせて頂いております。

 

遠方の方は

お寺でのお勤めにて

ご供養させて頂きます。

 

本年新盆を迎えられる方で

お盆前に1周忌を営まれた方は

お盆のお勤めもあわせて

厳修させて頂きました。

 

新盆は特別なお盆です。

 

謹んでお参りに

伺わせて頂きます。

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