まもなく春のお彼岸です

3月17日は

春彼岸の入りとなります。

 

春彼岸は

春分の日を中日(ちゅうにち)として

前後3日間をあわせた

1週間をいいます。

 

仏道では

ご供養の期間であり

精進の期間であるとされます。

 

春彼岸に

お参りされた方へお渡しする

寺報『おてら通信』(第34号)の

印刷が終わって届けられました。

 

彼岸入りにあわせ

堂内各所に置いておくので

お参りの際は

ぜひお取りいただき

お目通し下さい。

 

使用する伐採木の選別をしていただきました

本日は早朝6時に

五戸木工の社長さんと

松本工務店の部長さんに

おいでいただきまして

伐採された木の

選別をしていただきました。

 

使用できる

杉とイチョウとケヤキを

見極めていただきました。

 

使用するものには印がつけられ

それ以外のものは

搬出されチップなどにされます。

 

製材は松本工務店に

行っていただきます。

 

杉は新本堂の

屋根材に使用されます。

 

イチョウとケヤキは

詳細について未定ですが

仏具等の部材として

使う予定です。

 

真東に寄りつつある日の出

あれよあれよと

日にちが経過しまして

ちょうど1週間後は

春彼岸の中日です。

 

今朝の

真っ赤な日の出は

とても印象的なものでした。

 

普賢院からは

真東に真っ直ぐ道がのびていますが

彼岸中日は

その道の先から

日が昇るように

お寺が位置しています。

 

この時季は

日の出の位置が

日に日に真東に

近寄っていることが分かります。

 

立木が伐採されたこともあり

これまで以上に

東側の視界が開けたため

境内奥からでも

日の出がよく見えるように

なりました。

 

とても贅沢な

景色だと感じます。

 

テレワークな令和2年度でした

「令和2年度」は

手探りしながら

テレワークで

多くの会合がなされました。

 

今もなお手探り状態ですが

この一年で色々なことを

勉強させていただきました。

 

普賢院においても

一年前と現在とでは

オンライン環境に

雲泥の差があります。

 

思い返すとこの一年は

メインの研究よりも

オンライン環境を整えるための

“研究”の方に多くの時間を

さいたように思います。

 

それによって

得ることの出来たことを

当山有縁の方々のために

なるような形で

還元してまいります。

 

10年たっての3.11

早いもので

東日本大震災から

10年が経ちます。

 

あの時に得た

多くの教訓は

今もなお

大切にすべきものばかりです。

 

今日を過ごせることは

ありふれたものではありません。

 

あの時

拙僧(副住職)は

一日一日を

大切に過ごす大切さを

痛切に感じ

現在にいたるまで

肝にめいじています。

 

物故者の方々の

安らかなることを

あらためてお祈りいたします。

 

現在当山では

本堂建替に向けて

着々と準備が進められています。

 

本堂建立は

願いを託す浄行ともされます。

 

今向き合わせていただいている

大きな歴史的節目にあたり

今を生きる私たちが

しっかりとおもいを込め

未来に託していきたいと思います。

 

強風の一日

気がつけば

春彼岸まであとわずかです。

 

ということで

大急ぎで春彼岸にお渡しする

寺報『おてら通信』(34号)を

作成して入稿の準備をしました。

 

『おてら通信』は

季刊しており

小正月

春彼岸

お盆

秋彼岸

に発行しています。

 

年に4度の発行なので

作り始めてから

本年で9年になります。

 

考えてみると

よく続けてこられたものだと

思う所もございます。

 

大したものではありませんが

お参り下さった皆様への

“お手紙”のつもりで

作っているものなので

お運びの際は

是非お取り下さい。

 

本日は強風のため

立木伐採工事が早いうちに

中断となりました。

 

ですが

ここ連日動画をアップしているので

この流れを切らさない方が

良いだろうと思いまして

本日の様子をアップしたので

よろしければご覧下さい。

 

イチョウが伐採されました

お寺の象徴的な木であったイチョウが

本日の工事で伐採されました。

 

このイチョウは

当山所蔵の棟札によると

享保年間に当山を中興した

快傅(かいでん)上人により

植えられたものと考えられます。

 

とても大きなイチョウでしたが

職人さん方の丁寧な作業により

倒されました。

 

伐採したイチョウは

製材していただき

新本堂で使われる

仏具などの法具に

仕立てていただきます。

 

 

イチョウの伐採の様子を

動画に納めたので

よろしければご覧下さい。

 

日没がきれいに見えるようになりました

本日は立木伐採工事がお休みでした。

 

立木伐採工事は3月3日から

取り掛かっていただいていますが

職人さん方のおかげで

作業がかなり進められ

境内の景観も随分

変わってまいりました。

 

その様子を

上空から撮影してみたので

よろしければご覧くださいませ。

 

思った以上に古い木のようです

たまたまですが

ここ何日かは

“動画がブログ”のようになっています。

 

ブログのような動画を

「ブイログ」と称するそうですが

その意味が分かったように思います。

 

本日も短い動画を編集できたので

よろしければご覧ください。

 

動画に付した字幕でも触れましたが

現在伐採していただいている木々は

予想していたよりずっと古いようです。

 

「植樹」することは

祈りを捧げることでもあります。

 

承安元年(1171)5月に

普賢院を開基(中興)された

行海上人は

七つ星になぞらえて

杉を植えたと伝えられます。

 

七つ星は北斗七星のことで

仏道では息災の象徴でもあります。

 

つまり

行海上人は世の平安を願い

杉を植えられました。

 

当山が所蔵する

江戸期の棟札をみると

杉は「杦」と表記されています。

 

木へんに久しい「杦」という旧字は

杉に込められた願いの一端が

垣間見られるように思います。

 

とわの平安を願い

杉を植樹するという

祈りのあり方が

あったのだろうと思うのです。

 

享保年間に当山を中興された

快傅(かいでん)上人は

七崎山(現在の七崎神社の地)と

当山に2000本の木を植えたと

江戸期の棟札に記されています。

 

植樹することの意味合いは

現代に生きる私たちには

ピンと来にくい

切実なものがあったのだろうと

推測されます。

 

後で職人さんが

伐採した古木の年輪から

年代を推定して下さるそうです。

 

当時の住職が祈りを込めて

植樹されたものでしょうから

推定年代ではありますが

当山史の中に

しっかりと留めたいと思います。