しっかりと着実に

6/9午後2時より

当山ふれあい豊山舘にて

普賢院本堂建設委員会

検討委員の皆様による

小委員会が開催され

これまでの経過報告と

これからの事について

ご審議頂きました。

 

200余年振りとなる

当山本堂の建替えは

“超難事業”だと感じます。

 

ちなみにですが

超難事業という言葉を

悪い意味では使っておりません。

 

本堂建替事業を進めるにあたり

触れたことのなかったこと

知らなかったこと

考えが及ばなかったこと等と

向き合うことが出来ましたし

非常に沢山のことを

学ばせて頂いております。

 

当山の歴史や伝承などと

向き合い直す契機ともなりました。

 

そもそものお寺の存在意義や

伝えられ守られてきた志について

考える契機でもありました。

 

拙僧(副住職)は

地域に育てられ支えられてきた

という思いが非常に強いのですが

そのお世話になった地域において

お寺として僧侶として

どのような貢献が出来るか

ということも改めて

考えさせられました。

 

あげれば切りがありませんが

本質的な部分に至るまで

非常に多くの事柄へ

考えや思いを廻らさせて

頂いております。

 

そういったことを踏まえ

単に困難な事業である「難事業」

ということ以上に

「大きな功徳」がもたらされた

難事業であるという意味で

“超難事業”という言葉を

使っております。

 

温かくご協力下さっている

檀信徒の皆様や

心強い役員の皆様のおかげで

歴史的大事業に

積極的に向き合わせて頂き

当事業が着実に

推進されていることは

本当にありがたいことです。

 

沢山の有縁の方々のご期待に

必ず応えさせて頂きたいと思います。

 

当山の本堂建替事業は

着工前に必要な

境内の整備や工事が始まる

段階に入ってまいりました。

 

まだまだ先は長そうですが

しっかり着実に

事業を推進させて頂きます。

 

▼本堂建替事業について

https://fugenin643.com/blog/新たな歴史を紡ぐ/

光の旋律に包まれて

民族楽器奏者である

奈良裕之(ゆうじ)さんが

当山においで頂き

寺子屋ワークショップ

光の旋律〜瞑想と精進カレー〜

が開催されました。

 

まずは

奈良さんご指南のもと

ご参加の皆様には

瞑想に取り組んで頂きました。

 

瞑想の最後は

「光の旋律」ともよばれる

奈良さんの民族楽器の奏で。

 

異国情緒を感じつつ

どこか懐かしさも

感じられるような響きに

浸らせて頂きました。

 

瞑想は自心と向き合うことであり

「今」と向き合うことでもあります。

 

瞑想の最後

静かな空間に奏でられた

心地よい響きは

全身に染み渡るようでした。

 

瞑想後は

“名物”奈良精進カレーで

“腹ごしらえ”です。

 

奈良精進カレーは

具材が「ぶつ切り」され

その原形が留められているので

スパイスの味わいもさることながら

個々の具材本来の味わいも

しっかりと感じることが出来ます

(拙僧(副住職)の感想です)。

 

今回も美味しく

舌鼓を打たせて頂きました。

 

おかげさまで

心もお腹も大満足の

光の旋律となりました。

学と思

昨年に引き続き

本年も開催されております

親子で学ぶ子ども論語塾

 

6/1は本年2回目の

子ども論語塾でした。

 

子ども論語塾では

講師の川崎葉子さんのご指南のもと

素読を行いながら

章句の内容についても

ご説明頂いております。

 

論語は今から

約2500年前の戦乱期を生きた

孔子の言行録です。

 

専門用語を用いると

“祭政一致”という

現代とは異なる背景を

踏まえて読むべき所が

あるかとは思いますが

時代や地域を超えて

「人の心を育む」ものとして

現代においてもなお

その輝きを放ち続けている

ということが出来るものです。

 

今回は「学」を

中心的なキーワードとして

論語と向き合わせて頂きました。

 

沢山の章句に触れさせて頂いた

1時間でしたが

ここではそのうち

1章句を紹介させて頂きます。

 

子曰(のたま)わく

学びて思わざれば則ち罔(くら)し

思いて学ばざれば則ち殆(あやう)し

(為政二−⑮)

 

大学時代に

論語における「学」は

主に「礼」を学ぶことだと

教授がおっしゃられていた

記憶があります。

 

祭政一致の世の中においては

礼法や儀礼などが

すこぶる重要視されていたのです。

 

先に紹介した文言は

とても有名なものですし

現代的な意味で噛み砕けば

「学ぶこと」と「考えること」が

車の両輪の如くに重要であり

いずれかに偏ってはならない

といった意味であることは

容易に分かるものです。

 

この文言を紹介させて頂いたのは

「礼」(儀礼や礼法など)を

大切なものとしている

僧侶としての拙僧(副住職)が

感じたことがあったためです。

 

仏事をはじめ仏道の諸作法には

意味が込められております。

 

拙僧(副住職)が尊敬する

僧侶の先生がかつて

「修行で伝授されたものの意味は

生涯を以てつかんでいくもの」

とおっしゃられておりました。

 

このことは僧侶においてのみならず

あらゆることに通じるものだと

拙僧(副住職)は感じております。

 

昨今は

多くの分野でマニュアル化が進み

簡略化や合理化が図られております。

 

それはそれで

とても尊いことだと思います。

 

しかしながら

本来的な意味あいが薄れてしまい

形式化してしまいがちなものも多く

仏事においても

その現象は見られるといえます。

 

形骸化して意味をなさなくなれば

跡形もなくなってしまったり

本来的なものとはかけ離れた

ものに展開してしまったりする

可能性も大いにあります。

 

先の章句は

仏事についていえば

込められた意味があることを

自身もしっかりと踏まえて

実践と研鑽を重ね

かつ伝えるべきことを

伝えていくことの大切さへと

つながるものだと

個人的には感じました。

 

学と思について説かれた

先の章句は

現代的な文言通りに

意味を捉えてみても

大切なものですし

当時の背景を踏まえて

紐解いてみると

さらに“深み”を増した

メッセージがあるように思います。

 

様々なご縁があり

子ども論語塾が当山を会場に

開催されているわけですが

論語について

学ばせて頂く機会を

頂戴出来たことは

とてもありがたいことだと

いつも感謝しております。

 

各分野様々に

携わられていらっしゃる皆様と

古典中の古典である論語について

素晴らしい講師の先生に

ご指南頂ける何とも贅沢な

時間であると感じます。

 

次回は9/7の開催となりますので

ご都合のよろしい方

ご興味をお持ちの方は

是非ご一緒下さいませ。

 

写経修行にお励み頂きました

寺子屋ワークショップ

写経カフェが

開催されました。

 

各所よりお集まり頂いた皆様と

写経修行のひとときを

ご一緒させて頂きました。

 

今回は令和最初の写経カフェでした。

 

新たな時代においても

このひとときは開催を

重ねさせて頂く所存です。

 

日常を離れて

心を整える場として

親しんで頂ければと

願っております。

現代の瞑想に触れる

「お寺でマインドフルネス」が開催され

25名の方がご一緒下さいました。

 

マインドフルネスは

“現代の瞑想”とも呼ばれます。

 

ご指導頂いたバリーさんによれば

マインドフルネスは“気づきの練習”であり

集中すればあらゆることが

マインドフルネスになるそうです。

 

拙僧(副住職)も

初めてマインドフルネスを

体験させて頂きました。

 

実際に体験することを通じて

色々なことを学ぶことが出来たので

拙僧(副住職)自身も

収穫が多い時間となりました。

お経と石笛とディジュリドゥの響き

ご縁がありまして

日本を代表する

ディジュリドゥ奏者である

KNOB(ノブ)さんの演奏会が

当山にて開催されました。

 

演奏会の始まりと終わりに

当山本尊・愛染明王と

観音堂の七崎観音の

御宝前にて奉納演奏を

読経にあわせて行って下さいました。

 

実に様々なご縁が交差した

素晴らしい時間となりました。

 

▼KNOBさんHP

https://knob-knob.jimdo.com

 

▼催事の様子(youtube)

https://www.youtube.com/watch?v=9w4UHA68l5U&t=7s

新天地アフガニスタンへ

本年も当山では

想い出のランドセルギフト

に取り組ませて頂きました。

 

本年は昨年の3倍以上もの

ランドセルをお預かりしまして

総計94個となりました。

 

文房具も沢山

お届け頂きました。

 

5/3は

発送作業に先立ち

「世界一大きな授業」という

ワークショップが行われ

当活動の背景について

当山副住職妻が

お話させて頂きました。

 

その後に梱包作業を行い

18個のダンボールに

ランドセルと文房具が

詰められました。

 

日本で役目を終えたランドセルが

新天地へ向けて旅立つ準備を

整えることが出来ました。

 

当活動に際して

ご協力下さった全ての皆様に

衷心より御礼申し上げます。

 

素敵な国際交流

ピーウィー国際アイスホッケー

八戸記念大会が

テクノルアイスパーク八戸にて

4/27〜5/5の日程で

開催されております。

 

この大会は日本を含めた

6カ国13チームが出場し

日々熱戦が繰り広げられております。

 

小学5年〜中学1年の

選手で構成されるチームですが

迫力満点です。

 

ご縁がありまして

オーストラリアと

ニュージーランドから

来日の皆さんが

当山にお立ち寄り下さいました。

 

日々試合漬けの皆さんの

つかの間の休息のお時間を

少しだけご一緒させて頂き

にこやかなひとときを

過ごすことが出来ました。

 

平成最後の寺子屋ワークショップ

寺子屋ワークショップ

お寺ヨガが開催され

今回も多くの皆様と

ご一緒させて頂きました。

 

当山では

寺子屋ワークショップと銘打ち

写経カフェやお寺ヨガをはじめとして

様々に開催しておりますが

今回のお寺ヨガが

“平成最後”の

寺子屋ワークショップとなりました。

新鮮な気持ちで論語と向き合う

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先日会津へ赴いた際に

会津藩校・日新館(にっしんかん)に

立ち寄らせて頂きました。

 

日新館の教育は

全国の藩校の中でも

かなり高い水準であったといわれます。

 

日新館の学生は

10歳になると

論語の素読(そどく)を行ったそうです。

 

4/6に本年最初の

「親子で学ぶ こども論語塾」が

開催されました。

 

講師の

川崎葉子(かわさき ようこ)先生は

福島のご出身で

会津藩のことについても

お話の中で触れて下さいました。

 

本年度の初回ということもあり

新鮮な気持ちで

論語に向き合うことが

出来たように思います。

 

本年度のこども論語塾では

テキストとして

安岡定子・田部井文雄共著の

『心を育てる こども論語塾』

(ポプラ社)を使うそうです。

 

このテキストがまた

とても良いのです。

 

拙僧(副住職)のように

論語の“素人”にも分かりやすい

書籍になっているので

本年はこのテキストで

自身も論語について

学びを深めたいと思います。

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