令和3年がチラついてきました

この時季になると

年末のことがチラつきはじめます。

 

年末年始は

色々大変な時季なうえ

年が明けると

春彼岸まで行事が立て込みます。

 

毎年毎年

年が明けると

4月まで一気に過ぎていくような

イメージがあります。

 

仮本堂となってから

初めての年末年始ですし

来年の行事は

これまでとは違った形となるので

まさに心機一転です。

 

普賢院は

平安初期(810年頃)に開創され

承安元年(1171年)に開基された

古いお寺です。

 

令和3年(2021)は

開基の承安元年(1171)から

850年というメモリアルイヤー

でもあります。

 

「開基850年忌」として

開基上人の行海大和尚のご供養を

特別に行うという予定は

今の所ないのですが

こういった歴史的節目は

大切にしたいと考えております。

 

来年の歴史的な行事としては

本堂建替に伴う地鎮式なども

控えておりますが

開基850年に当たる年に

そういった儀式が

重なっていることは

きちんと心に

留めておきたい所です。

 

実りの秋に

本日も1日かけて

解体工事前の工事が行われ

境内が一層スッキリとなりました。

 

本堂前に設えられていた

石造物であったり

庭木等の植物は

一部処分しましたが

大方は駐車場の方に

移設・移植していただきました。

 

各種専門家の皆様の

手際の良さは流石です。

 

今月は

本堂建替事業に関連することの他

仕上げなければならない原稿があったり

月末には研究発表があったり

オンラインでの会議や研修があったり

諸事立て込んでおります。

 

立て込んでいる分

多くのことを学ばせて

いただいているように感じています。

 

「実りの秋」を

充実したものにするべく

明日も精進させていただきます。

 

 

▼庭木や石造物は駐車場に移植・移設しました。

本堂前の庭木の整理を行っております

早朝から

五戸町の若宮造園屋さんが

おいで下さり

本堂前の庭木の整理に

取り掛かって下さいました。

 

本日より2〜3日の

作業とのことですが

初日にして

植木の類は全て撤去されました。

 

解体前の工事が滞りなく進み

石造物も庭木も整理され

本堂前がガランとしております。

 

今後しばらくは

何かしらの工事等が続きますので

ご参拝の方は

お気をつけてお運び下さい。

 

 

▼庭木伐採前の風景(8月)

こころしずまる空間

何も物が置かれていない現本堂。

 

物がないということもあって

とても広く感じます。

 

心しずまる

とても尊い空間だと

改めて感じさせられます。

 

現本堂が再建された際の

大檀那(大施主)は

当時の盛岡南部藩藩主

南部利敬(としたか)公です。

 

静寂な空間に身を置いて

歴史に思いをはせるのも

とても良いものです。

 

最近は

諸事“煮詰まった”際に

解体を控えた本堂に

足を運んでおります。

 

この時季になると

年末年始に向けた準備にも

取り掛からなければなりません。

 

年が明けると

春彼岸頃まで予定が立て込むので

今のうちから良い準備を

していきたいと考えております。

 

 

▼現本堂の棟札の一部

色々と気づかされます

実際に法務を重ねながら

マイナーチェンジを繰り返して

仮本堂の環境を整えております。

 

ここ数日で気がついたことは

法事などの法務があった際

ふれあい豊山館の出入口の引き戸が

よく開いたままになっている

ということです。

 

それと

靴を脱いだり履いたりする際に

大変そうな方が

多く見受けられるように思います。

 

日々の気づきを活かして

よりよい環境にしていきたいと思います。

 

 

 

▼2階も少しだけ模様替えしました。

模索しながら

本日は

論語勉強会が行われました。

 

仮本堂として

以前とは仕様が一変した会館ですが

特段問題なく

皆様と学びの時間を

ご一緒させていただくことが出来ました。

 

論語勉強会のあと間もなくして

仮本堂にて法事の予定もありましたが

こちらも問題なく終えることが出来ました。

 

ただ

堂内の案内掲示に

今以上の配慮と工夫が必要だとも感じたので

早速改善を図りたいと思います。

 

お寺の宝物(ほうもつ)の

整理の関係で

客殿に棟札(むなふだ)などを

並べております。

 

当山は

南部藩祈願所(きがんしょ)

という位置づけのお寺だったため

棟札が作られた当時の藩主の名が

アチラコチラに見られます。

 

文化7年の火災により

多くの宝物(ほうもつ)が

焼失したとされる中で

難を逃れたものが

今に残っていることは

とても尊いことだと感じます。

 

現存する棟札で

年号が確認出来るものの中では

承應3年(1654)の観音堂再建の棟札が

最も古いものとなります。

 

当時の住職がしたためたものなのですが

芸術的な筆跡は見事なものです。

 

新本堂では

こういった宝物(ほうもつ)の

保存であったり展示ということも

一つの課題にあげられております。

 

今月からは

建設工事の会議である

施工部会で詳細をつめるので

この点についても

委員の皆様と

熟考させていただきます。

 

 

現本堂の前にある石造物などの撤去が始まりました

本堂解体に向け

前方にある石造物の撤去が

始まりました。

 

石造物はいずれもかなり重いため

2週間ほどかけて作業するそうです。

 

頑丈に設置していただいたため

とても大変な作業の様子です。

 

庭木の撤去と一部移植も

行うことになっており

近々作業が始まると思います。

 

今月中旬から

解体に用いられる機械が

入る予定なので

庭木の撤去や移植も

それまでには終えてただくことに

なるはずなので

この2週間で

一気に景観が変わると思います。

 

その変化を

日々しっかりと

見ておきたいと思います。

 

仮本堂・仮観音堂・仮地蔵堂のお知らせ

現本堂の解体に伴い

仮本堂・仮観音堂・仮地蔵堂を

ふれあい豊山館に設営しました。

 

遷座式(せんざしき)という

儀式も終えまして

本日より新本堂が建立されるまでの間

ふれあい豊山館が

正式な仮本堂となります。

 

ご法事やご祈祷は

全て仮本堂で

お勤めしております。

 

ご法事などにご参列の方は

仮本堂へお入り下さるよう

お願いいたします。

 

仮観音堂と仮地蔵堂は

ふれあい豊山館2階に設営したので

観音参りの方や

子安様をお参りの方は

そちらへご参詣下さい。

 

設営を終えたばかりなので

今後法務を重ねる中で

微調整や修正を行い

環境を整えたいと思います。

 

 

▼仮本堂(ふれあい豊山館1階)

 

▼仮観音堂(ふれあい豊山館2階)

 

▼仮地蔵堂(ふれあい豊山館2階)

アクセル全開な1日のフォトアルバム

修繕する仏像・仏具等の搬出と

本堂建替の施工業者との調印式が

行われました。

 

いよいよ

本格的に工事が

始まるということを

強く強く実感しました。

 

▼仁王像搬出前のお勤め

 

▼普賢菩薩像・聖観音像搬出前のお勤め

 

▼仁王像搬出

 

▼本堂仏具・荘厳具搬出

 

▼松本工務店との調印式

 

▼作業後の本堂

 

▼作業後の仁王門

 

▼仮本堂(ふれあい豊山館1階)