製本された絵本が届きました

クラウドファンディングで

取り組んでいる

十和田湖伝説の絵本づくりですが

製本された絵本が

届けられました。

 

とても良い具合に

仕上げていただきました。

 

返礼品でもある

お札とともに

ご祈祷させていただいた後

ご支援者の皆様には

お届けいたします。

 

今週末に発送作業を行うので

もうしばらくお待ちくださいませ。

 

えほん動画を作り1年となります

早いもので

えほん動画『龍になったおしょうさま』を

You Tubeにアップして1年になります。

 

そして本年は

絵本を製本すべく

クラウドファンディングを実施し

現在はご支援者の皆様へ

お届けする準備を進めております。

 

このプロジェクトは

有志で結成した「かたり部(ぶ)」

というチームで取り組んできたのですが

チームの各人それぞれが

異なる分野でご活躍の皆さんです。

 

当初の予定では

動画を作る予定はなかったのですが

コロナ禍により

ミーティングが出来なくなったため

オンラインで打ち合わせをしていた際に

製本に先立って動画を作ろうということになり

試行錯誤して編集したという経緯があります。

 

素晴らしいご縁により

郷土の誇れる伝説を

未来へ語り継ぐ取り組みを

進められていることを

大変うれしく思います。

 

久しぶりに

えほん動画を見返してみましたが

色々と悪戦苦闘した甲斐が

あったと感じます。

 

十和田湖伝説に関連してですが

お弟子さんの太陽さんの発願(ほつがん)により

龍王像と龍女像を

有縁の仏師さんに製作していただき

南祖法師(なんそほっし)尊像と

同じお堂にお祀することとなりました。

 

この件については

後日改めてご案内いたしますが

ここ1〜2ヶ月程

お弟子さんの太陽さんは

龍王像と龍女像を奉納するにあたり

あちらこちらへ

調査や参詣に赴かれておりました。

 

太陽さんの浄行もまた

後世へ当地の伝説を伝えたいとの

尊いお心を糧としたものでして

とても素晴らしいことと感じます。

 

絵本の校正が終わりました

絵本づくりクラウドファンディングは

ご支援の受付を終えて以降

ご支援者の名簿確認や

印刷に向けた最終チェック

返礼品の準備などをしてまいりました。

 

最終印刷の前に業者さんから

見本として絵本を一冊

送っていただきました。

 

再度目を通しまして

さらに修正を重ね校了とし

印刷を正式に発注していただきました。

 

今後の段取りですが

ご支援下さった皆様へ

お届けする絵本と返礼品が

20日頃に出揃う予定で

それからご祈祷して発送となります。

 

最終週には

お手元に届けられるかと思いますので

ご支援者の皆様

もうしばらくお待ち下さいませ。

 

江戸期の十和田湖伝説を採録した菅江真澄のお墓参り

菅江真澄(すがえますみ、1754〜1829)は

柳田國男に“民俗学の祖”と称された

博学な旅行家です。

 

三河国出身で

北海道、東北、北陸、信濃など

菅江真澄の足跡は

広範囲に及びます。

 

晩年は久保田藩(秋田県)に迎えられ

秋田市に墓碑があります。

 

菅江真澄の旅行記等は

『菅江真澄遊覧記』と呼ばれます。

 

菅江真澄は青森に3度

足を運んでおり

十和田湖伝説にも

触れてられています。

 

採録される内容は

江戸後期において

どのように伝説が語られているのか

またどのような展開があったのかを

具体的に読み取ることが出来ます。

 

普賢院は

十和田湖伝説ゆかりのお寺

ということもあり

菅江真澄の「見聞録」は

当山に関連する記録ともいえます。

 

本年6月に

仏像・仏具修繕の様子を

見学させていただくため

秋田へ赴いた際

菅江真澄のお墓を

お参りさせていただきました。

 

その時の映像をアップしたので

ご覧いただけると幸いです。

 

十和田湖青龍大権現の石碑がご奉納されます

以前にも

お伝えいたしましたが

八戸市根城の番地石材店さんが

当山に十和田湖青龍大権碑を

ご奉納下さいます。

 

番地さんには

本堂建替にあたって

境内の石仏・石造物の移設や

合葬墓と会津斗南藩供養所の建立を

お願いしている関係もあり

数日前に打ち合わせを

させていただいたのですが

当初の予定よりも

ずっと立派な石碑を

ご奉納して下さるとのことです。

 

番地さんの

ありがたいお心づかいには

心より感謝いたします。

 

打ち合わせの際に

本堂建替工事に伴う

外構工事において

現在仮移設してある石仏や石造物を

どのように配置するかも

話題にあがりまして

大まかな方針は

見えたように思います。

 

境内整備の一環として

墓地整備もなされますが

おかげさまで

こちらも素晴らしいものに

なるものと期待しております。

 

▼青龍権現碑の建立地

※基礎の場所に石碑が設置されます。

 

▼旧本堂前方に設置されていた龍像も

青龍権現碑の近くに

移すことにいたしました。

時代をこえて

普賢院は

真言宗豊山派(ぶざんは)

という宗派のお寺です。

 

開創は今から1200年以上さかのぼる

延暦・弘仁年間(8C末〜9C初頭)で

初代住職は圓鏡(えんきょう)

という方です。

 

鎌倉〜江戸時代初期までは

主に永福寺というお寺の名前が

用いられております。

 

昨年解体した旧本堂は

文化7年(1810)の火災で

旧々本堂が焼失したため

その翌年に再建されたものでした。

 

その火災により

多くの仏像・仏具・書物も

焼失したとされます。

 

焼失したとされるお経の中に

大般若経という600巻にも及ぶ

ものがあります。

 

大般若経という経本は

ご祈祷にも用いられる尊いもので

本堂建替にあたり

新たに用意していただきました。

 

3年前に発注させていただき

つい先日

お寺に届けられまして

そして本日

東京から仏具屋さんがおいで下さり

梱包を解いて納めて下さいました。

 

大般若については

今後法要で用いるのはもちろんですが

一巻一巻に施主さんを

募らせていただこうかとも

考えております。

 

当山は藩政期において

南部藩の祈願所でもあり

ご祈祷を担っていた

お寺でもあります。

 

新本堂の完成を

ひとつの契機として

これまでのご祈祷に加え

大般若のご祈祷も

奉修させていただき

祈りをお捧げしたいと思います。

 

話題が変わりますが

拙僧はここ数日

ほぼ“缶詰状態”で

次第(しだい)を

したためております。

 

ここでいう

次第というのは

僧侶が儀式で使う

経本のようなものです。

 

説明が難しいのですが

当山では様々な仏様が

お祀りされているので

その分

様々な次第が用いられます。

 

次第を用いてのお作法を

供養法(くようぼう)ですとか

諸尊法(しょそんぼう)といいます。

 

専門的な話題なのですが

例えば

愛染明王法

十一面観音法

不動法

など仏様ごとに

様々なものがあります。

 

また

法流(ほうりゅう)という

お作法の流派のようなものによっても

違いがありますし

同法流であっても

伝授する阿闍梨さんによっても

お寺によっても異なります。

 

とにかく修法(しゅほう)は

奥が深いものです。

 

住職が改まり

さらに来年には

新本堂が完成するにあたり

当山歴代住職が用いていた

次第書や所蔵する資料等を

参考にしつつ

筆を走らせております。

 

先にも記したように

210年前の火災で

多くの次第も燃えているので

やたらと古いものは

残っていませんが

200年程前の次第書であったり

最近のものでは

先代住職がまとめたもの等を

手がかりにしながら

筆を進めております。

 

まるで時代をこえて

歴代住職と対話を

させていただいているようです。

 

十和田神社との合同祈祷の様子を再編集しました

2年前(令和元年)の12月9日に

十和田神社社殿に

南祖法師尊像(なんそほっしそんぞう)を

出開帳して奉修した

十和田神社・普賢院合同祈祷の

動画を再編集してアップしました。

 

この行事は

本堂建替にあたる地鎮式で

用いる「お水」を

ご祈祷するために

行わせていただきました。

 

普賢院は

十和田湖龍神伝説ゆかりのお寺です。

 

当山で修行した

南祖法師(坊)が

全国の霊山霊跡を巡った果てに

十和田湖の龍神・青龍権現に

なったと伝えられます。

 

この物語は

十和田湖伝説として

様々に語られ

親しまれてまいりました。

 

そのようなご縁があり

十和田湖は普賢院にとって

意義深い場所です。

 

本堂建替という

歴史的大事業にあたり

十和田湖の占場(うらないば)

という場所で取水させていただき

そのお水を十和田神社の宮司さんと

一緒にご祈祷させていただき

そのお水は

本年5月に行われた

地鎮式にて地に

納めさせていただきました。

 

十和田神社での合同祈祷は

とても貴重な機会だったので

きちんとした記録として

残したいという思いもあって

再編集してアップいたしました。

 

ご覧いただけると幸いです。

 

本堂内部の様子を撮影しました

新本堂に掲げる

額類(曼荼羅、祖師図、仏画、絵画など)の

配置に大変苦慮していることは

これまでも触れてまいりました。

 

図面だけでは

なかなか具体的にイメージ出来なかったため

実際の規模感を確かめる目的で

早朝に内部撮影を試みました。

 

現況報告も兼ねて

その際の映像を編集して

動画をアップしたので

ぜひご覧下さいませ。

 

1年前の朝は雪だったようです

ちょうど1年前は

旧本堂の解体作業が

行われており

その際の動画を観てみると

早朝に雪が降っていました。

 

後々に記録として

振り返られるように

動画をアップしているのですが

この時の映像を

残しておいて良かったと感じます。

 

動画をアップするには

当然のことながら

撮影と編集が必要です。

 

なにぶん

ド素人の拙僧が

1人で作業しているので

数分の動画であっても

全ての作業には数時間

かかってしまうことが

ほとんどです。

 

ですが

「隙間時間」を駆使して

毎回取り組んでおります。

 

時には

論文執筆や資料精読という

「現実」からの「逃避行為」の如く

動画編集に没頭してしまうことも

ありますが

試行錯誤しながら

手間暇かけて取り組む価値は

大いにあると捉えています。

 

ある意味

情報を整理する作業でもあるので

多くの学びや気づきもあり

資する所は大きいと思うのです。

 

そもそも

当山でアップしている動画の

主目的は発信という点よりも

記録という点に重きを

置いています。

 

後々振り返ることが

出来るようにしたいと思い

行事を中心に

動画を上げております。

 

動画ですと写真に比して

情報量が多いので

記録としては

とても有意義だといえるでしょう。

 

この1年の

本堂建替事業関連の動画を

改めて観てみると

引っ越しがあり

解体があり

立木伐採がありなどなど

盛り沢山だったなと痛感します。

 

絵本づくりCFへのご支援ありがとうございました

郷土の誇る伝説を未来に語り継ぎたい

という思いで取り組ませていただいた

絵本づくりクラウドファンディング(CF)。

 

最終集計は

次の通りとなります。

 

ご支援者数 196名

ご支援額 1,285,500円

 

多くの方に

ご一緒いただいたおかげで

結果的に目標額以上の

ご支援額が寄せられました。

 

ご支援下さった皆様に

心より感謝申し上げます。

 

絵本等は年内のお届けとなりますので

ご支援者の皆様

もうしばらくお待ちくださいませ。