葛(くず)の魅力に触れる

京都へ赴いた折に

和歌山の根来や

奈良の吉野へも

足を伸ばしました。

 

吉野を訪ねた際に

吉野葛(よしのくず)を

扱うお店に立ち寄りました。

 

葛は秋の七草のひとつでもあり

一般的に馴染みのある

植物であろうかと思います。

 

茶屋で

葛もち、葛きりを

召し上がられたことの

ある方も多いことでしょう。

 

吉野を訪ねた日は

気温が約30度もあったので

ツルっと美味しい葛もちや

葛きりを食べようと

金峯山寺(きんぷせんじ)を

出てすぐの

お店に入ったのですが

そちらのご主人が

実に素晴らしい方でした。

 

まさに「職人さん」であり

葛へかける情熱を

感じました。

 

お店のメニューは

葛もちと葛きりのみ。

 

注文を受けてから

お客さんを前に

説明を交えながら

手作りするのが

そのお店の流儀でした。

 

出来たての

透明で透き通った

葛もち、葛きりは

素材そのものの味を

堪能することが出来ます。

 

透明で透き通った

葛もち、葛きりは

賞味期限が10分だそうです。

 

製造工程を見学させて

いただく中で

交えられるご主人の

説明がとても分かりやすく

葛の魅力が伝わってまいりました。

 

葛についての学びは

勿論のことですが

ご主人の姿勢そのものが

素晴らしい学びでした。

 

「知ることで

皆さん葛が食べたくて

仕方なくなりますよ」

という前置きで

始まった製造工程の

見学でしたが

ご主人のおっしゃる通り

知れば知るほど

葛への食欲をそそられましたし

葛の伝統への興味も湧きました。

 

“本物の味わい”を

教えていただいた

一服の時間となりました。

 

また訪ねてみたいと思います。

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