置かれた場所で咲くということ

『置かれた場所で咲きなさい』という書籍があります。

著者・渡辺和子さんはノートルダム清心学園の理事長でもあります。

著書で語られる文言のひとつひとつは、現代に生きる我々の心に染み渡るものばかりです。

 

平成23年3月11日午後2時46分、東日本大震災発生。

沢山の尊い命が犠牲となりました。

 

あの時ほど身内の無事を願ったことはありません。

あの時ほど己の無力さを感じたことはありません。

 

しかし、与えられた命を大切にすること、あの時の教訓を活かすことは、震災で亡くなられた方々の「慰霊」にもなるかと思います。

 

震災から今日で丸5年、震災から1800日以上の時が流れました。

 

我々1人1人の歩みは唯一無二のものです。

またとない人生において、自分の「花」を、自分の「場所」で咲かせるということ。

そのような十人十色の「花々」で世の中を彩ること。

“置かれた場所で咲きなさい”というメッセージが心に響きます。

 

自身の歩みの先に、有縁の方々の心を和ませるような「花」を咲かせたいものです。

被災地復興のため、当山としても出来る事をこれからも継続して参ります。

 

震災で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。合掌

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