缶詰

期限が近くなると

驚くほどに集中力が高まり

これまでまとらなかったものも

一気に筋道が立てられて

形になっていくという

経験を誰もがお持ちかと思います。

 

期限や締切は

ある意味スイッチのようなもので

瞬間最大出力を引き出しやすくする

仕掛けのようなものかもしれません。

 

いまここで述べている

期限や締切というのは

拙僧泰峻が抱えている

論文や原稿のことを

強く意識したものですが

考えてみると

私たちは年がら年中

期限などと向き合っているといえます。

 

拙僧のことで

分かりやすい例では

法事や葬儀や祈祷を

あげることが出来ます。

 

特に葬儀は

予定のたつものではありませんし

数件が同時に立て込むような場合も

よくあることです。

 

葬儀や法事や祈祷などは

準備するものもあり

予定が決まると

書き物等を整えるのですが

そういえば

十年ちょっと前は

ひとつひとつの準備に

相当苦労しておりました。

 

いまでは時間を

あまりかけずとも

テキパキ出来るようなことでも

経験が浅い頃だと

まず調べることに時間がかかり

筆を走らせるのも

恐る恐るという感じでしょうし

何よりも緊張感のある空間で

儀式を司式したりですとか

お話したりですとか

慣れないうちはかなり大変です。

 

それと

慣れ方にも

良い慣れ方と好ましくない慣れ方が

あるように思います。

 

やや話がそれたのですが

まだ慣れぬ執筆に苦戦しながらも

様々に有益な学びや気づきをいただきつつ

提出期限が迫るこの時期に

ようやく勢いに乗ってまいりまして

論文がひとつ仕上がりました。

 

残りの論文も

この勢いを活かして

形にしたいと思います。

 

詳細はまだお伝え出来ないのですが

今から取り掛かる論文は

書籍に掲載される予定です。

 

今月の行事であったり会議であったり

来月の行事の準備などを踏まえると

執筆に集中出来る時間は

限られているので

時間を有効に使って

仕上げられればと思います。