素敵な笑顔で

拙僧(副住職)が

通夜でよくお唱えする

追弔和讃という御詠歌があります。

 

人のこの世は長くして

変わらぬ春と思えども

 

はかなき夢となりにけり

あつき涙のまごころを

 

みたまの前に捧げつつ

おもかげしのぶも悲しけれ

 

しかはあれどもみほとけに

救われて行く身にあれば

 

思いわずらうこともなく

とこしえかけてやすからん

 

人のこの世というものは

普段は”変わらぬ春”の如く

いつまでもこのまま続くように

感じられることが多いものです。

 

ですが誰もが

いつかは「命の歩み」を全うする

その時を迎えなければなりません。

 

本年も残す所

ひと月ちょっとです。

 

思い返してみると本年も

多くの有縁の方のお弔いを

ご一緒させて頂きました。

 

今週も来週も

お葬式が続いており

どの方も大変お世話になった方です。

 

その中に

拙僧(副住職)が幼少の頃より

大変お世話になった方が

いらっしゃいます。

 

長年にわたり

お寺の様々な行事の

お手伝いもして頂きました。

 

あの素敵な笑顔は

一生忘れません。

 

これからも

素敵な笑顔と優しい眼差しで

私達を見守って下さい。