精進としての探求

生きるということは

探求し続けることでもあります。

 

彼岸の1週間には

六波羅蜜(ろくはらみつ)という

我々の歩みにおけるみ教えが

深く関係しております。

 

初日は布施(ふせ)

2日目は持戒(じかい)

3日目は忍辱(にんにく)

4日目(中日)は全て

5日目は精進(しょうじん)

6日目は禅定(ぜんじょう)

7日目は智慧(ちえ)。

 

中日(ちゅうにち)前後の

3日間それぞれに

歩む上での“心がけ”が

散りばめられております。

 

これらはそれぞれが

それぞれに深く関わっており

独立しているわけではありません。

 

また六波羅蜜は

彼岸にのみ大切にされるものではなく

仏道において常に

心がけるべき徳目です。

 

六波羅蜜の中でも精進は

個人的に大切なものだと感じます。

 

探求は精進のあり方の1つです。

 

探求により

気づきや学びが得られ

それにより理解が深まり

時には感動が増幅し

感受性が豊かになり

多角的な視点を得ることが出来

懐が深くなり

おのずと心そのものが豊かになる。

 

探求することに

遅いも早いもありません。

 

探求し続ける姿勢を

大切にしたいと感じております。

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