本堂建替へ① 建替決定の経緯と願い

当山では本堂を建替えることとなり

現在、勧募活動をしております。

 

今回は建替への経緯について

お話させて頂きます。

 

本堂建替の話題が本格的になったのは

平成24年10月のことです。

 

ちょうどその頃

同時多発的に様々な箇所の

痛みが目立っておりました。

 

仁王門の部材が

老朽化により腐り落ち

鐘楼堂の柱根が腐り

本堂入口の花頭窓(かとうまど)が腐り

本堂の雨漏りが激しくなり

などといった具合でした。

 

鐘楼堂の柱は早急な処置が必要であったため

即座に柱を取り替える工事を行いました。

 

その他についても

修繕で対応しようと

専門家に見て頂いた所

部分的処置では対応できない程に

痛みが進んでいると

ご指摘を頂きました。

 

そこから総代会・役員会にて

様々に検討を重ねることになります。

 

本堂の現況を

しっかり把握すべく

平成26年4月に

現況調査を行って頂きました。

 

結論としては

現在の建物を維持することは難しく

安全性を保証できないとのことでした。

 

そこで本堂建替の方向で

話し合いが更に重ねられていくのですが

規模が大きい話ゆえ

“積極的に”議論が進む事はありませんでした。

 

拙僧(副住職)も尻込みしておりましたし

檀信徒の皆様に何とお伝えすれば良いか

困り果てていたのが正直な所です。

 

役員会では

「本堂建替は我々では無理だ」との

ご意見もございましたし

「寿命が短いとしても修繕で留めるべき」

とのご意見もございました。

 

一方で

やるべきことは妥協することなく

やるべきだとの力強いご意見も

寄せられました。

 

様々なご意見がございましたが

本堂建替が最善の施策である

との意見が役員会でまとまり

平成28年10月より

檀家の皆様への地区別説明会が

開催されることとなります。

 

現況報告と今後の動きについて

約1ヶ月にわたり全8会場にて

説明させて頂き

檀家の皆様より貴重な

ご意見を頂戴いたしました。

 

説明会を終えた後

11月に開催した役員総会にて

本堂の建替が正式に決定され

本堂建設委員会が立ち上げられ

いよいよ本格的に

動き始めるに至りました。

 

本堂の建替が正式に

決定されるまでに

4年の月日がかかりました。

 

これはまだ

「始まりの始まり」に過ぎません。

 

大変なことであるには

違いありませんが

現況と向き合うことが出来るのは

今を生きる我々しかおりません。

 

託されたおもいや

今に伝わる歴史を未来に

託す事が出来るのも

今を生きる我々しかおりません。

 

お寺の本堂を建替えることは

単に建物を壊して改めること

ではありません。

 

お寺にまつわる事業は

仏道としての事業であるべきと

強く信じております。

 

「心の結晶」としての事業として

結ばれることを強く願っております。

 

檀家の皆様、有縁の皆様の

御厚情をお寄せ頂き

その結集としての

“温かな伽藍”となることを

夢見ております。


【勧募浄財御寄進のお願い】

本堂建替にあたり

御寄進のお願いを申し上げます。

 

御浄財の多寡を問わず

ありがたく拝受させて頂きます。

 

ご協力の程

何卒お願い申し上げます。


※詳細は下記に掲載してございます。

▼建替の趣旨とご協力のお願い

普賢院本堂建替趣意書

 

▼本堂建替の基本計画

普賢院本堂建替基本計画

 

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