手元のルーブルに思う

3年前の夏

拙僧泰峻はサハリン(旧 樺太)へ

行ってまいりました。

 

それは

サハリンでの

日本人戦没者供養のため

各所の慰霊碑を参拝する催しにおける

僧侶の1人として

お声がけいただいたものです。

 

それ以降も

ご一緒させていただくつもりで

現金にしたルーブルは

日本円に両替せず

手元に残しております。

 

しかし

サハリンへ赴いた翌年以降は

コロナ禍のため行けなくなり

さらに今度は戦争という事情が

加わったため

再訪はかなり難しそうです。

 

現地の方には

本当に良くしていただきました。

 

日本からサハリンへ

ご一緒した皆様の多くは

旧樺太の縁故者で

ご高齢の方でした。

 

サハリンの慰霊巡礼旅の解散の際

皆さんと再会の約束を交わしたのですが

おそらくしばらくの間は

その約束を果たすのは厳しそうです。

 

手元に残るルーブルを目にすると

ご一緒した皆さんが

今現在お元気にされているのかとか

ルーブルを使う日は来るのだろうかなどと

考えてしまいます。

 

一日も早く

もろもろの災禍が

収まることを願うばかりです。

 

▼サハリンの記事(2019/8/31ブログ)

サハリン追悼慰霊供養の旅へ行ってまいりました