心を種として

地元の豊崎小学校より

文集を頂きました。

 

『ほこすぎ』と題された文集。

 

拙僧(副住職)も小学生時代に

原稿用紙に向かい

色々と書いた記憶がございます。

 

ほこすぎとは

現在の七崎神社にそびえる

樹齢1000年を超える大杉です。

 

この大杉は

平安時代の当山の住職である

行海(ぎょうかい)大和尚が

植えたと伝えられます。

 

行海大和尚は

現在の七崎神社の地に

北斗七星の形に杉を植えられました。

 

北斗七星は仏道において

息災(そくさい)や平和の象徴です。

 

杉は古くより神聖な木とされます。

 

頂いた文集には

生徒のみなさんの

様々な志や将来への目標が

詰め込まれておりました。

 

「心を種とする。」

 

拙僧(副住職)が好きな

フレーズの1つです。

 

紀貫之(きのつらゆき)が

和歌についてしたためられた

『古今和歌集仮名序』の

有名な文言です。

 

文集に満載された「心」が種となり

“ほこ杉にも勝るとも劣らぬ”

力強い骨太な将来を

生徒の皆さんには

歩んで頂きたいと願います。

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