心がけとしてのマナー

本堂建替をご担当いただく

松本工務店さんの

作業事務所が

駐車場に設えられました。

 

いよいよ

本格的に工事が始まるという

高揚感があります。

 

喫煙所も併設されまして

“今の時代らしさ”を感じます。

 

健康増進法が改正され

人が集まる施設などでは

禁煙とするのが一般的となり

それが常識でありマナーとなりました。

 

それに関連して

火をつけてはいませんでしたが

口にタバコをくわえたまま

境内を歩いていた者がおり

そのようなことを止めるよう

注意したところ

火をつけてないから問題ないと

思い込んでいるようで

「うるさいな」と反応されました。

 

お寺を預かる

僧侶の身としては

尊い空間を

けがさぬよう務めるのは

当然のことでして

それは空間的にという意味だけでなく

自身の行いという意味もあり

この点は徹底して

日々を過ごしております。

 

IMIリサーチバンクによると

「喫煙者の許せない行為」の

ダントツ第一位は歩行喫煙で

この理由の中には

マナーの悪さが挙げられています。

 

いま取り上げた例は

火をつけないくわえタバコですが

火がついている云々が

問題なのではなく

マナーが悪いと感じられる

行動であることが問題です。

 

マナーは

生活習慣に関わるもので

日々の心がけそのものといえますし

ウェルビーイングにも

関わるものといえるでしょう。

 

そんなことを感じながら

本日は法事等の予定がなかったので

論文執筆や研究テーマに

関わる文献の読み込みに

没頭しました。

 

今年度中に仕上げる必要がある

ものが幾つかあるので

扱う資料も結構な量でして

頭に相当な負荷が

かかっている感覚があり

“めまい”がします。

 

まだまだ

勉強不足であることを

痛烈に感じながら

事に当たらせていただいているのですが

このような機会に

巡り合わせていただいていることも

自身にとっては

ありがたいという思いがあります。

 

「ありがたい」と感謝しつつ

しっかりと励ませていただき

それにより培わせていただいたことを

当山に還元出来るよう

努めたいと思います。