双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑫

当山住職は

双極性障害(躁うつ病)

患っております。

 

脳の病気とはいえ

一緒に生活するのは

大変なものがあります。

 

“奈落の底”である

うつ状態から解放され

充実感を得られたこと自体は

素晴らしいことなのですが

言動の度が過ぎてしまうのが

この病気の難しさでもあります。

 

住職の

躁(そう)状態の症状は

中々おさまらない様子です。

 

毎日出かけては

何かしら買い物を

しております。

 

特に目立つのは

親しい仏具屋さんへの

出入りです。

 

夏頃より

ほぼ毎日のように

電話をしては

色々と注文して

いるようです。

 

親しい方に

電話を何度もかけておりますが

受け入れられなければ

その方を悪く言ったりしております。

 

何を話しても

中々通じないようなことも

しばしばです。

 

様々な書籍や

様々な方からのアドバイスを

踏まえて拙僧(副住職)が

住職を見る限り

入院治療が必要な状態で

あるように感じます。

 

八戸市内の精神科のある

病院のホームページに

躁うつ病の入院治療について

以下のように書かれておりました。

 

躁状態は、うつ状態の反対で、本人はとても気持ちのいい状態で、全てが心地よく、何でも出来てしまうような万能感、高揚感が強い状態です。この状態になると、お金はいくらでもあるような気持ちになり高額商品を買ったり、高額の契約を結んだり、また、夜昼構わず電話をかけまくる、気に入らない相手は激しく攻撃する等の症状が見られ、通常の社会生活が出来なくなり周囲の人はとても迷惑をします。この様な方から周囲の方を保護したり、ご自身の生命や財産を守る方法は入院治療になります。【さくら病院HPより】(http://sinai-sakura.com

 

双極性障害の入院治療は

患者本人のためだけではなく

家族を含めた周囲の方の

ためにもなります。

 

住職本人も

市内での治療を考え始めているようで

同病気を患う

親しい方が通う病院での

治療も考えている様子です。

 

ただ

住職本人に入院をすすめても

断固拒否といった状態です。

 

出来れば入院治療で

躁(そう)状態を落ち着けて

家族の心身も

整えられればいいのですが…

 

患者本人の周囲は

常に緊張の糸が

張られた状態で

疲れがかなり

出ております。

 

家族のため

周囲の方のために

入院治療をして

頂きたいのですが

どのように事を

運べば良いのか

分からない状況です。

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