双極性障害(躁うつ病)と向き合う②

当山住職は長年

双極性障害(躁うつ病)

患っております。

 

端的にいえば

「うつ状態」と

「躁(そう)状態」を

繰り返します。

 

双極性障害は

心の病気ではなく

「脳の病気」です。

 

双極性障害は

自身のみならず

他者をも巻き込んでしまう

難しい側面があります。

 

それゆえ

本人が疾患をもっているということの周知や

本人・家族・有縁者が

病気について理解を深めることが

求められます。

 

おてらブログでは

「双極性障害(躁うつ病)と向き合う」

というシリーズで

ブログを更新して参ります。

 

双極性障害は

誰にでも起こりうる病気です。

 

本年7月後半頃より

当山住職は

躁(そう)状態にあります。

 

躁(そう)状態が激しいと

深夜であろうと

未明であろうと

関係なく知人に電話をかける

騒音を気にせず活動する

激しく浪費を重ねる

大声で話す・どなる

横柄な態度になり自分勝手になる

攻撃的になってしまう

など極端な行動的特徴が見られます。

 

気持ちが先行してしまうので

非常識と捉えられかねないような

ことも多々見られます。

 

アルコール依存症や

ニコチン依存症を

併発しやすい傾向があり

生活習慣より生じる病気を

誘発しやすい病気でもあります。

 

上記の極端な行動は

患者本人が「異常である」と

自覚するのが難しいそうです。

 

ここが難しい点でもあり

社会的信用の喪失

家庭崩壊

を招くことが多いそうです。

 

双極性障害は

根治するのは難しい病気です。

 

薬物療法と

精神療法により治療しておりますが

現実は中々難しいものです。

 

仏道では

生きる上で

「四苦(しく)」

向き合わなければなりません。

 

四苦とは

生(しょう)

老(ろう)

病(びょう)

死(し)

の4つです。

 

ここ数ヶ月

住職本人の意図とは異なり

様々な問題も起りましたので

本人のためにも

家族のためにも

有縁の方々のためにも

病気について公表させて頂き

その病気と現状について

お伝えさせて頂こうと思い立ちました。

 

拙僧(副住職)なりの

四苦との1つの向き合い方でもあります。

 

拙稿ではありますが

投稿を重ねさせて頂く中で

病気に対してご理解頂ければと

願っております。

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