双極性障害(躁うつ病)と向き合う⑦

躁(そう)状態の

再発を防ぐこと。

 

双極性障害(そうきょくせいしょうがい)と

付き合う上で

とても大切なことだそうです。

 

当山住職は

双極性障害を

患っております。

 

躁とうつを繰り返すうちに

本人もその波が

分かるようになるケースが

あるようです。

 

そういった場合

躁(そう)状態が

盛り上がるにつれ

自身で躁(そう)状態が

恐ろしく感じることも

あるんだとか。

 

制御不能状態で

周囲に迷惑をかけかねない

躁(そう)状態を

落ち着いた状態で

自身が振り返ると

後悔する場合が

多いと聞きます。

 

あんなことを

なぜ言ってしまったのか

やってしまったのか

なぜこんなにお金を

使ってしまったのか

なぜこんなものを

買ってしまったのか

などなど

冷静に振り返ると

いたたまれない程に

後悔してしまう場合が

よくあるのだそうです。

 

両極端な

躁(そう)とうつが

一身に起るわけですから

両極性障害をお持ちの方の

心身への負担は

量り知れないものかと

容易に推測されます。

 


病気を持つ本人も

大変ですが

同居する家族も

かなり苦労しております。

 

殊に

躁(そう)状態にある住職と

一緒に生活することは

実に大変で

正直な所

入院した方が

良いと感じております。

 

拙僧(副住職)も母も

タバコの煙を

健康上の理由で

避けなければなりません。

 

タバコの煙で

咳喘息(せきぜんそく)を

起こしかねないのです。

 

住職が躁(そう)状態に

なって以降

何年も落ち着いていた

拙僧(副住職)の咳も

再びひどくなり

薬の服用で何とか咳を

抑えている状況です。

 

にも関わらず

住職は分煙の協力はせず

人目のない時に

室内や境内でも

喫煙しております。

 

朝起きて

リビングや仏間へ行くと

タバコの臭いが

充満していることもあります。

 

喫煙時は

所定の場所でのみ

喫煙するのであれば

家庭において

何ら問題はないのですが

躁(そう)状態では

家族内でのルールを

全く守れず無視するような

状態なので

これでは一緒に

暮らすのは難しいと感じます。

 

拙僧(副住職)含め

家族の健康に悪影響を

及ぼしている状態なので

やはり入院して

躁(そう)状態を

落ち着けてもらうことが

家族が一番希望する所です。

sick_haien_kekkaku_ojiisan