八戸近辺の葬儀

お弔いの儀式は

地域により流れが異なります。

 

八戸近辺では

火葬を行った後の葬儀が主な流れです。

 

多くの場合

2日間で執り行います。

 

お寺によっても

異なりますが

当山での主に下記の流れで

お弔いをご一緒させて頂いております。

 

【初日】

①棺前供養

②出棺

③火葬・拾骨

④通夜

 

【第2日】

⑤葬儀

⑥初七日より百ヶ日の供養

⑦納骨(お墓がある場合)

 

こういった流れが大方ですが

諸事情により

1日で火葬と葬儀を行う

場合もありますし

3日に渡り儀式を行う

場合もあります。

 

昨今は

「多死社会(たししゃかい)」

とも言われます。

 

それだけ沢山の方が

生涯を全うされるその時を

迎えられているということです。

 

当山有縁の方の葬儀も

増えているように感じております。

 

「本義に則るということ」

当山では大切にしております。

 

葬儀も簡略化の傾向が見られますが

それはあくまでも規模の縮小化に止め

尊い意味が託された儀式自体の簡略化は

極力避けるべきだと思います。

 

儀式自体とは

導師がなす作法や読経次第のことです。

 

儀式に際し大切なことは

祭壇の立派さや

供花の多さなどではありません。

 

仏道では

命に優劣はないということを

大前提としております。

 

全ての歩みが

仏に連なる尊いものであると考えます。

 

当山の伝統的な考えとして

優劣なき命そのものと

向き合う儀式ゆえに

僧侶がなす作法や読経には

差別はありません。

 

様々な分野で簡略化が顕著な今だからこそ

伝統的なものの意味を

しっかりと踏まえるべきではないでしょうか。

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