今月より不動護摩を行います

炎を背負い

右手に利剣を執り

左手に羂索(けんさく、縄の意味)を持ち

忿怒(ふんぬ)の形相である

不動明王(ふどうみょうおう)は

“お不動さま”と通称され

日本各地で篤く信仰されてまいりました。

 

お不動様のご縁日は毎月28日です。

 

今月より毎月28日に

不動護摩を修法したいと思います。

 

祈りの伝統や歴史に

触れていただきたいという

思いもありますし

様々なご縁が紡がれ深められる場に

したいという思いがあります。

 

添付の画像資料に

時間や受付についてなど

掲載しておりますので

そちらをご参照いただき

ご一緒いただける方は

お運びいただければ幸いです。

 

また

この取り組みを

新本堂の欄間(らんま)制作に

関わらせたいと考えております。

 

欄間制作について

具体的なことは未定ですが

一案として

弘法大師御一代記を刻した

彫刻欄間を作らせていただき

堂内そのものが

弘法大師空海の物語絵巻

ともなる取り組みにしてはどうかと

住職は個人的に思案しております。

 

本年は弘法大師生誕1250年という

メモリアルイヤーにあたりますが

11年後の令和16(2034)年には

弘法大師1200年御遠忌(ごおんき)

というとても大きな節目が控えております。

 

なので

将来的に控える

大切な行事に向けた

記念事業にも重なるものとして

じっくり取り組むことが

出来る内容ではないかと考えています。

 

欄間を入れてはどうかというご意見が

少なからず寄せられていることについては

これまでも当ブログで触れてきましたが

欄間を入れること自体が

意義あるものでなければ

入れなくても良いのではないか

というのが住職としての意見です。

 

本堂建替事業では

予算の関係もあり

欄間制作は行いませんでした。

 

「欄間が入ってないから入れる」

というだけであれば

お寺としてご縁ある方と

力を入れて取り組む必要は

ないように感じますが

欄間を入れるにあたり

その趣旨であったり

段取りであったり

欄間に刻まれる

御一代記についてであったりを

取り組み自体を通じて

様々に伝えられるのであれば

とても意味あるものと思いますし

後世に誇りをもって

託せるものが出来ると想像します。

 

とはいえ欄間制作は

緊急で取り組まなければならない

案件ではありませんし

他に優先的に着手しなければ

ならない大切な案件があるので

まずはそちらに注力させていただきつつ

大局的な観点から

計画を策定していきたいと思います。

 

では

不動護摩と欄間制作が

どのように関わっていくか

ということについてですが

こちらの法要で

お預かりするご浄財を

欄間制作にあてさせていただきます。

 

他に

本堂落慶式でお加持した

特別祈祷札についても

ご浄財を欄間制作に

あてさせていただくことにしております。

 

このように

様々な取り組みと

関わらせていただきながら

色々とお伝えしていくと同時に

計画を練っていきたいと思います。